夏草のひとりごと #19 ふて寝をする日
ムカつくことがあった日。
なんか面倒くさくなった日。
好きな人のことが少し嫌いになった日。
これらの日が訪れてしまったらそれは総称して何もしたくない日になる。
心のボイジャーが発進して、その辺をお散歩しだしたり、本屋で答えを探しに行ってみたり、的外れなことばかりアクションにして。
その結果、充実感を得られるかと言われるとそうでもない。
人と会うのはそこまで好きじゃないけど、何か面白いことないかなぁと行ってみる。
やっぱり違っていた(良い日もあるけど)。
鬱っぽくなるとなんでも楽しめなくなるというが、僕はどちらかというと+αの何かを要求しているというのが近いと思うのだ。
それが満たせないと鬱になるから、出口としては同じかもしれないけど、なんかこうちょっとひねくれてるのだろうか。
ともかく、何が+αになったと感じるか整理してみた。
・家事をしたとき
・(自分にとって良い)本を読み終えたとき
・映画をみたとき(クソ映画でもそれはそれで何故か面白いのが映画)
・タスクを完了したとき
・予定通り物事が進んでいるとき
具体的な行動と概念的なものが入り混じっているけど無視。
太字にした予定通りに物事が進んでいるときが一番+αの充実感がある。
ここで難しいところが、予定通り≒スケジュール通りではない。
スケジュール通りでいいとなると、例えばごはんを食べると決めていて、それが美味しかろうがマズかろうがどっちでもいいことになってしまう。
これで言うなら食べて、美味しかった!までが予定通りだ。
余談で、こういうわがままチックな発想ってサイコパスだとかなんだとかに多いらしい。そんな大袈裟なことか?
でもこの予定通り……思い通りって言い換えた方が良いのか。
実際、そう思ってるかもしれない。
総括しちゃうと、思い通りにことが運んだら充実感が得られていて毎日ハッピーなのになという話だ。
すっごい自己中みたい。それでいいと思ってるけど。
しかし実際の世の中は甘くない。右往左往ばかりだ。
ああ、そうか。
だから何もしたくない日が生まれるのかあ、と。
で、希望として思い通りね。
年を重ねて、経験的にうまくいかんだろな今日はと思うからそんな日は
ふて寝するんだろう。
ちゃんと説明できないけれど、それで目覚めた後は自分は悪くない気分のことが多いから、ふて寝とはうまく付き合っていきたいものだ。