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Kindle Scribeを5か月使ってみた感想

Kindle Scribeを5か月ほど使い込んだうえでの総合的なレビューをお届けします。購入時に気になったポイントから、実際に使用してみて感じたメリット・デメリット、ペン選びの悩みなど、具体的な体験をまとめました。

結論から言うと
Kindle Scribeの付箋メモ機能が読書体験を変えたくらいのインパクトがあり、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が大きく変わりました。

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1. 公式ファブリックケースの使い心地

最初に気になったのが、公式ファブリックケースの縁がほつれやすい点です。数か月使ううちに角の糸がほつれ始め、「もう少し丈夫だとうれしいのに」と思うことがありました。

一方で、サードパーティ製のケースは重いものが多く、持ち運びが多い方にはあまり向いていない印象です。公式ケースは軽量で、本体を簡単に外せる利便性としっかりとしたフィット感があり、総合的にはこちらを選ぶのが正解だと感じました。シンプルで飽きのこないデザインも魅力です。


2. 全体的な動作速度

マーキングするとき特にどうしても動作がもたつく場面があると感じました。ページ送りは比較的スムーズです。付箋メモは二回タッチしないと反応しないこともアリ。ストレス感じやすいのはマーキングですね。
Kindle Paperwhite2024はすごくキビキビ動くのでそれに比べると特に顕著です。

Kindle paper white 2024は非常にキビキビと動く


3. 大画面のメリット

Scribe最大の特徴は、大画面による圧倒的な読みやすさです。1ページあたりに表示できる文字数が多く、ページ送りの頻度を減らせるので読書への没入感が向上します。特にビジネス書や専門書など、情報量の多い本を読む際には、1ページで見渡せる情報が多いのが大きなメリットです。

これが体感的に大きい。情報量が多いので読書している感は紙の本に近づいた印象です。


4. ノート機能はあまり使わなくなった

Kindle Scribeのもうひとつの特徴である手書きのノート機能は、便利な反面、使いどころを選ぶ必要があります。
最初はアイデア出しやノート代わりに活用していましたが、最近は紙のノートと万年筆に戻りつつあります。
理由としては、紙のほうがアイデアを深掘りしやすく、生産性が高いと感じる場面が多いからです。


  • iPadより自然な書き心地
    Scribeのペンは鉛筆のような書き心地で、iPadのApple Pencilよりも手になじむ感覚があります。ただし、GoodNotesのように拡大・縮小できる自由度はありません。

  • ちょっとした備忘録には便利
    出先のカフェなどで本を読みながら気になったことを書き留めるには非常に便利。荷物を増やさずにサッとメモを取れる点は、Scribeならではの利点です。


5. 付箋メモは使いまくっている

Scribeのもう一つの強みは「手書きでメモを取れる」こと。
これが非常に重宝しています。
たとえば教養書やミステリを読んでいるとき、気になる箇所があればその場で手書きのメモを残せます。
読み終わった後にメモを振り返る際も手書きの付箋メモがあると、読んでいたときの感情や考えを思い出しやすいです。それらをもとに感想文などをまとめて、Notionなどにまとめておくと、記憶の定着率が格段に上がるのを実感しました。
紙の本だと書き込めるスペースも限られていますが、Scribeならいくらでも書き込みできます。
Kindle Scribeの付箋メモ機能は読書体験を変えたくらいのインパクトがあります。もともと本に書き込みする方でしたが、書き込み量が圧倒的に増えて、勉強の効率やアイデア出しなどの効率もあがった印象です。


6. スタンダードペン vs プレミアムペン

Scribeを使い込む中で、ペン選びは想像以上に重要だと気づきました。
当初は付属のスタンダードペンで十分と思っていましたが、最終的には結局、プレミアムペンを購入しました。最初に一緒に買った方が圧倒的にお得です。

プレミアムペンは長らく品切れでしたが、新型が発売した後は売ってるようです。

プレミアムペンのメリット

  • ペン後端の消しゴム機能が便利
    書き間違えた部分をワンタッチで消せるので、思考が途切れることなく作業を続けられます。

  • ショートカットボタンで効率化
    たとえば「メモを開く」を登録しておけば、ショートカットボタンを押しながら画面をタッチするだけで、すぐにメモが立ち上がります。些細な違いですが、日常的に使うには大きな快適さにつながります。

プレミアムペンは少々値が張りますが、快適さを求めるなら十分に価値がある選択です。

7. 容量についての実感

私の場合、16GBの容量で十分だと感じています。現在、数十冊の本を入れており、空き容量は10.59GB/11.89GBとほぼ余っています。漫画も3冊ほど入れていますが、それでも容量に困ることはありません。

ただし、漫画を読む場合はiPadを使うことが多いです。理由として、横の見開きレイアウトのほうが見やすいのですが、Kindle Scribeで読む際はいちいちレイアウトを横見開きに変更する必要があり、手間がかかるためです。それでも、漫画をScribeに保存しておいても容量的には十分余裕があります。


8. 結論とまとめ

  • 公式ファブリックケースは軽さとフィット感で現状ベスト

  • 動作はやや重めだが、大画面の読みやすさは圧倒的

  • ノート機能はサッとした記録用途に便利。アイデア出しは紙+万年筆の書き心地や取り回しのしやすさには勝てない

  • 携帯性重視ならPaperwhite、読みやすさ重視ならScribe。

    • 両方を使い分けるスタイルも悪くない

  • ペンはプレミアムペンを選ぶと快適さが向上

  • 容量は活字本がメインで、漫画をガンガン入れないなら16GBで十分

何よりも付箋メモ機能が読書体験を変えるほどのインパクト!!

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