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卯岡若菜
2019年5月13日 17:24
文章は粘土細工や油彩画みたいだ。付け加えて、削って、削りすぎて、また付け加える。「ここで終わり」だと決めなければ終わらない。そして、その終わりを決めるのは自分だ。趣味で書いているものであれば、いついつまでも手元に置いておける。作品に一生涯手を入れ続けた画家がいたように、一見完成品に見えたとしても、本人が未完成としてしまえば永遠に未完成のままだ。でも、仕事の文章はそうはいかない。締め切り