詩ことばの森(249)「高原にて」
詩人の夢
あの日 君は
僕の隣に座って
遠い空を見つめていた・・・
そんな昔の詩人みたいな夢を
いい歳になった僕は見たりする
まだ少年少女の面影が残る
生々しい若さを描く世界よりも
古い水彩画みたいに煤けた
淡く透明な昔の詩人の夢に
なぜか僕は憧れているらしい
それを抒情と呼んでもいいか
はかない思い出に過ぎないのか
わからないでいるのだ
(森雪拾)
詩人の夢
あの日 君は
僕の隣に座って
遠い空を見つめていた・・・
そんな昔の詩人みたいな夢を
いい歳になった僕は見たりする
まだ少年少女の面影が残る
生々しい若さを描く世界よりも
古い水彩画みたいに煤けた
淡く透明な昔の詩人の夢に
なぜか僕は憧れているらしい
それを抒情と呼んでもいいか
はかない思い出に過ぎないのか
わからないでいるのだ
(森雪拾)