なつの栞③（涼しさと大自然のご馳走をもとめて）

涼を求めたどり着いたのは、青森の大きな滝の前。
目を閉じて。力強い水音と風圧、頬を濡らすミスト。
耳を澄ますと、心地よい鳥の声と木々や葉のこすれ合う音。
目を開けると、深緑。時折、滝にかかる虹。

流水に手を触れると、思いのほか冷たく気持ちが良いです。
深部体温は、手のひらを冷やすことで下げることが出来ると、聞いたことがありました。暑さで熱った身体を冷やすにはとてもいい方法です。
深呼吸して、マイナスイオンを全身に浴び、リフレッシュ出来ます。

大自然のご馳走。
ゆっくり、時間をかけて自然のフルコースを五感で堪能します。
本当に来てよかったと思える瞬間でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　御室文美子