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3.11…突然襲った大地震は地面を隆起させた。余震も長く続いた。電気も止まったり、水道も止ま…
俺が鬱で苦しんでいた頃、カウンセラーに相談しに通っていた。 「沖野栞です。寺田さんの担当…
酒を飲む度、憂鬱になって死にたくなる。朝目が覚めるとそこには買った覚えのない品物とレシー…
言葉の表現が最近は引っかかる。誰かに想いを伝えるのに、違った方面を強調してしまったり、そ…
俺は生まれてからずっと過ごしているこの街が好きだ。 登下校している小学生の笑い声で今日も…
今日もこの国は平和だ。飲みの席に行くと、食べ物が結構残っている。世界の何処かではその日食…
初恋の相手は中学卒業後に遠くに引っ越して行った。でも僕は彼女に告白することは出来なかった。彼女とはそれなりに仲良かったけど、もっと長く一緒に居られるものだと思っていた。 「来年から高校生だね。籠原さん。」 僕と籠原さんは冬のまぁそれなり寒い中で公園のブランコに乗りながら会話を交わす。 「そうだね。義務教育が終わって責任というものが身近になっていく気がする。」 「また来年もこうして会おうね。中学校だけじゃなくて高校でも籠原さんのことが忘れられなさそう。」 「翔(かける)君。
「何でこんなことも出来ないんだ!そろそろ先輩としての自覚を持って後輩に教えていく立場だろ…