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【読書メモ】スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本

スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本
著者:高津和彦
出版社 ‏ : ‎ フォレスト出版
発売日 ‏ : ‎ 2019/9/20


【まとめ】
フィラーが出る主な原因は、
・緊張や不安など「心」が不安定な状態
・考えがまとまっていないなど「思考」が不安定な状態
のどちらか。またはその両方。

対策としては、
・話の1センテンスを短くする。
・借り物の言葉ではなく、自分の言葉で話す。
・伝えることを明確にする。


【フィラーが出る理由】
・「あー」「えー」は、学術論文などで「フィラー」と呼ばれる。
・「心」と「思考」のどちらかが不安定になることでフィラーが発生する。

心:不安やプレッシャー、緊張、羞恥心など感情が支配する要素。
思考:意見をまとめたり、整理したり、発言の内容を判断する要素。

・フィラーが出やすいシチュエーションは、大きく2つに分けられる。
1つは、「外圧が強いシチュエーション」
もう1つは、外圧に対抗しようとする自己の「内圧が弱いシチュエーション」
・この2つは、基本的には相関関係にあが、
あえて2つに分けることで、状況を客観的に分析することができる。
(外圧の問題なのか、内圧の問題なのか、または両方なのか)

◆外圧が強い場合
・自分の考えや意見が求められる状況(スピーチ、会議、面接など)
・1対複数(セミナー、司会など)
・聞き手が権力者、有名人、怖い人
・撮影されている状況 
など

◆内圧が弱い場合
・話すこと、考えがまとまっていない
・本音と違うことを話さなければならない
・責任を課されている、自分の回答で運命が決まる
・恥ずかしさや緊張を感じている
・カッコつけている(自意識過剰)
など

・心が不安定になる一番の原因は外的要因であることが多い。


【フィラーの治し方】
・「絶対に」という言葉を意識的に使う。
「絶対に」「本当に」「○○しかない」などの言葉にはフィラーが入りにくい。

・1センテンスを短くする。
「、」(読点)を使った長い文章はフィラーが出やすいため、
「。」(句点)を意識的に使い、短い文章で話す。

・借り物の言葉ではなく、自分の言葉で話す。
冠婚葬祭やビジネス関連のパーティなど、スピーチを任された人が、フィラーが多いのは、
本やインターネットに載っている例文を暗記して読み上げているから。

・事前に伝えることを明確にする。
次に続ける言葉がでないとフィラーは出る。
事前にテーマが決まっているものや知っていること、得意なことは流暢に話せる一方、決まっていないもの、知らないことや未経験なこと、尻込みすることは、フィラーが出やすい。

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