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【読書メモ】言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方

言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方
著者:さわらぎ 寛子
出版社:明日香出版社
発売日:2024/6/12


【まとめ】
語彙力がないから言葉にできないのではなく、ちゃんと見ていないから言葉にできないし、考えてないから言葉にできない。
「なんかいい」という感情に対して、何が良かったか、どこがよかったかを考えてないから言葉にできない。

自分の意見を言葉にして伝えるには、
①よく観察する
②問いを立てる
③整理する


・「どう伝えるか」の前に、「自分の思いを知る」「自分の思いを整理する」の2段階が必要。

【①よく観察する】
・何かを見た時に、いいなと感じる。誰かの話を聞いて、なんか違うなと違和感を持つ。そういう引っかかりが思うのはじまり。
・「なんかいい」「なんか違う」に敏感になる。

・自分なりの意見を持っている人は、ものごとを捉える「視点」が自分らしい。
・自分なりの視点を育むために、「自分なりのテーマ」を立てておくことがおすすめ。

【②問いを立てる】
・意見を持つはじまりは、「問いを立てる」こと。
・「なんかいい」で終わらずに、「なぜ」「どこが」を考える。

・自分の意見を言葉にして伝えられる人は、日頃から様々な問いを立てる習慣がある人。
・問いは、「どういうことだろう」「なんか違うな」「なんでそう思うのだろう」という「気づき」や「驚き」などの引っかかりが出発点になる。

◆自分なりのテーマを立てる
・自分なりの視点を育むために、自分なりの研究テーマをリストにしておく。
人生のテーマのような壮大なものではなく、「夏休みの自由研究」のようなイメージ。

例えば、(本書からの抜粋)
・朝の挨拶を変えると、職場の空気はどう変わるか
・自分史上最高のカレーを作る
・休日に巡りたいカフェリストを作る
・よく行くコンビニの商品陳列や人気商品の観察
・まったく興味のなかったジャンルの本を月に 1冊読む
など

◆職業視点で見る
・著者は、コピーライターという職業柄、食事に行くとメニューの名前が気になるらしい。
ピラティスのインストラクターの友人は、座っているお客さんの姿勢が気になったり、椅子の座り心地が気になるのだそう。
・どの職業にもつい自分の専門分野で物事を見てしまうことがあり。
様々な職業になったつもりで、日常の出来事をいろんな視点で見てみる。

【③整理する】
・自分の中に生まれた思いや考えを整理して、言葉にしていく。
・言語化は、片付けに似ている。
・「うまく言葉にできない」状態は、いろんなことを「なんかいい」という1つの大きな袋の中に詰め込んで、中に何が入っているか自分でも分からな状態。
・自分の琴線に触れたポイントを全部出してみて、そこから一番を決める。

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