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「誰に向かって何を書くの?」
なんてタイトルを付けたけど、たぶんそんなことどうでもいいのです。
自分の才能がいかほどのものか、自分で判断できる術はありません。
かといって、もしフォロワーがたくさんいたとしてもその値踏みに一喜一憂することもないでしょう。
だって、書かないといられないのが書いてる理由なんですから。
そりゃ作家になれたら、たくさんの人に評価されたら、本が出せたら、それに越したことはないしそうなったら滅茶苦茶嬉しいですよ。
でも、そこがマストじゃないし、目標でもない。
言って見れば依存性なんで。
執筆依存性。
不治の病。
自意識の垂れ流し。
文章を書くことなんて大したことじゃないんですよ、きっと。
だってこの「note」というプラットフォームに、一体どれだけのライターがいると思いますか?
もうそれだけで豆腐の角に頭ぶつけたくなりますよ。
ウソだけど。
昨日観てたドラマで、天才彫刻家が脳腫瘍で余命半年と宣告されます。
ブラックジャックのような医師がそれを執刀できると請け合うのですが、その彫刻家の才能は腫瘍による後天性のサヴァン症候群からくるもので、腫瘍を摘出したら命は助かるけど才能も消滅すると診断します。
どちらを選ぶかお前が決めろと残酷に言い放つ。
彫刻家は、人生最後にして最高傑作になるであろう作品を作り上げるだけの余命を望み、それを果たして亡くなります。
僕には、なんだかわかる気がしました。
だから、武士は食わねど高楊枝みたいに自作を読んでもらう努力は一切いたしません。
読んでもらいたいですよもちろん。
でも、そこに費やすエネルギーがあるなら、それをすべて書くことに注ぎたい。
ああ、なんてバカなんでしょう。
でもバカは気楽ですよ。
成功を気にするようなナイーブさとは無関係ですからね(苦笑)