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そこにある素敵なプレゼント

12月に入ると、街はクリスマスのイルミネーションでいろどられる。

夜になると赤、青、緑、オレンジなど色とりどりのLEDライトがきらびやかに輝く。

オレンジや白の車のライト、赤いブレーキランプとイルミネーションの光が調和し、冬の夜の街は、より一層眩しさを増す。

あるバス停から、お母さんと3歳ぐらいの小さな男の子が乗ってきた。

目がくりくりしたかわいらしい顔の男の子。外の寒さでほっぺたがほんのり桃色に色づいていた。お母さんの買い物袋からはチキンの香りがした。今日の晩御飯だろうか。

男の子はバスに乗るや否や、一番奥の席までダッシュ。お母さんに「走っちゃダメ!」と怒られていた。

元気な男の子は、お母さんの注意にもめげず、「出発しんこーううぅ!」と叫んでいた。バスの車内が一気に賑やかになる。

12月はサンタさんからプレゼントをもらえる時期。子ども達はどんなプレゼントが貰えるのか、わくわくしながらサンタさんを待っている。

わくわく、どきどきは、子どもにとって大切な気持ち。

バスの窓を開けると、外から冷たい空気が入り込んで肌を刺された。
ふと空を見上げると、澄んだ夜空の先に綺麗な星が輝いていた。

一番後ろに座った男の子は、いつのまにかお母さんの膝の上に座って甘えていた。バスを降りると、男の子はお母さんに抱っこをせがんでいた。

大人にとって大切なのは平穏な日々。

そんな親子の姿をみながら、なんでもない、いつもの日常が何よりのプレゼントであるとタッピーは思った。


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