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あなたは面接で〇〇を見られている!?

‘はたらく’上で、ほぼ必ずつきまとうものが「面接」です。
単純に新卒で就職活動をするだけでも数社~十数社の面接を受ける人もいます。
幼少期までみると、お受験で一桁の年齢の頃から入学試験の面接を経験をされた方もいらっしゃると思います。

「緊張して何もおぼえていません・・・」
「志望動機を暗記したけど忘れてしまって・・・」
「面接官の質問にうまく答えられなく失敗しました・・・」
「面接官が怖くて何も話ができなくて泣いてしまった・・・」

等々、過去に苦い経験をした人には嫌な思い出も一つや二つはあるかもしれません。
これから面接を経験しようとする方々は、何を聞かれるのだろう…?と戦々恐々の方もいますよね。

では多くの面接官は、面接において求職者の何をみて、何をもって判断しているのでしょうか?
およそ500人ほどの求職者と面接を行ってきた経験の中で、私が感じている大事なポイントをお話していきたいと思います。

結論から先に申し上げます。ポイントはこのとおりです。

  • 応募書類は手を抜いてはダメ!

  • 用意してきた言葉は使わない!

  • 身だしなみ、表情、声のトーンに気をつけろ!


順を追って説明しますね。

◯ 履歴書・職務経歴書は侮るなかれ!


当然応募する際には事前に応募書類が必要です。

・履歴書(写真付き)

・職務経歴書

履歴書は自己紹介の基本です。
学歴・職歴・資格・志望動機・自己PRなどを書面で表現します。

手書きの場合はできうる限り丁寧にきれいな字で書きましょう。ここは結構見られています。汚い字やクセのある字で書いてある履歴書は、良い印象を与えません。

字は体を表す』という言葉を聞いたことありますか?

書いた字はその人の性格を表すと言われています。

特に人生を左右する大事な就職の面接に出す履歴書の文字が丁寧でないということは、その人にとってその面接は大して重要なものではないのだなと言う印象を相手に与えてしまいます。
どうしても字を書くことが苦手な人はパソコン等で作成したものを送りましょう。少なくとも字で選別されることはなくなります。

その次は、当然内容です。

よく学生が書く履歴書には、趣味や強み・弱み、志望動機など細かく書く欄が設けられており、そのような履歴書を使用するケースが多い気がします。学校の先生からの指定で、よりアピールできるようにとの意味合いかなと思います。または口下手な学生に、事前に聞かれそうなものをまとめる意味で書かせているのかなと推測します。

当然ここに書いてある内容については、面接官から質問したくなりますよね(笑)(それが学校の先生の狙いかもしれませんけどね笑)

書いてあること、そこから派生するであろう事柄も想定して準備しておいてください。

わざと聞きたくなるように仕掛けておくこともありですね。こう書いたらこれを質問したくなるでしょうみたいな(笑)それなら作戦勝ちです!


【学歴】・・・何を目指してその大学 or その学科に入学したのか。そこで何を学んだのか?在学中に何を経験しチャレンジしたのか。


学生時代に何に熱中し、情熱を注いだかは重要です。一つの物事に邁進できる人間を会社は採用したいものです。勉強でもサークルでもバイトでも部活でも何でも、人に自慢できるくらい一生懸命に取り組んだものがあるかないかは、その人を評価する上で重要な一つの指標になります。

なぜか?

そもそも学生が自社に入職して満足のいく働きができるかの確証なんて誰もわからないのです。だから、よりその可能性のある人材を採用したいと会社側も考えるのです。

バイトでもサークルでもいいんです。その中で何をやってきて、どんな役回りで、どこに熱中ポイントがあり、自分が学生時代の青春を捧げた事柄が何なのかを自信を持って話せることはポイントアップになります。

余談ですが、学歴が高いことは有利です。但し、社会人になると学歴ではなく、その会社でどれだけ活躍できるかが大事だと言うことは働いている人は大抵わかっています。

その上で学歴が高い人はやはり有利です。なぜでしょうか??

社会における固定観念だけではありません。
勉強という名のトレーニングや受験という名の試練に対し、逃げずに立ち向かって、「やるべき時に努力を重ねた経験」を持っている人はやはり強いんです。

満足のいく進学にならなくても、やるべき時に努力しなかった人間よりは大抵は偏差値の高い学校に合格していると思います。
結果、「学歴の高い人」=「経験値の高い人」=「努力してきた人」=「能力の最低値が高い人」=「会社で活躍できそうな人」という式が出来上がります。ここで差別化がされます。確率論的には高そうですよね。


【職務経歴】・・・主に中途面接の方が対象ですが、社会人としてどのように生きてきたのかがわかります。(どの会社・業種・職種で、どのようなことを経験して、どのような結果を出してきて、何ができるのか?)


一番重要なことは、何をしてきて何ができるか、です。

職歴がある人は基本2社目以上の就職になります。ですので、過去何をしてきたのかを話しができないということは、「大したことはしていないけど、何か嫌なことでもあって辞めたんだな」と面接官には見られます。たとえ事実と違うとしても、そのように見られても仕方ないのです。

なぜなら、説明できないからです。何も伝わりません。

特に中途採用は、辞めた人間の補充や新規事業や業務のための増員という要素が色濃いため、簡単に辞めそうな人物は絶対採用したくないと思いながら面接官はじっくり求職者を見ています。(しかも新卒より給与が高い)

例え「空白期間」があっても、どうしてそうなったか、なぜそうしたのかを言いにくい事も含めてきちんと話すことで、ネガティヴなこともそれが正直で誠意のある人だという印象を与えることもあります。

皆何かしら後ろめたいことの一つや二つありますよね。それを堂々と話すことで、その頃より成長している印象を相手に与えます。オドオドした態度が一番最悪です。開き直るくらいがちょうどよいかもしれません(笑)
(もちろん全てをバカ正直に話す必要もありませんが…)

【保有資格】・・・専門性を見える化したもので、誰が見ても客観的に評価される項目です。(どんな意図でその資格を取得したのか。それをどう生かしてきたのかが大切です。)


国家資格以外でも、過去経験した業務に必要な資格を取得していることで、専門性を持ち、その仕事に真摯に向き合ってきた証拠になります。

過去の業務にリンクしていなくても、これからの転職に必要と思われる資格であれば、その会社には良い印象にうつるでしょう。

たまに新卒の方で、学校の先生に言われたから取得したのかなというものや、とにかく手当たり次第取得する人もいます。さらに、まったく業務に関係ない資格を毎年ことあるごとに取得していく取得マニアのような人もいます。

支離滅裂で一貫性のない資格取得をアピールされても、「この人は飽きやすいのかな」と疑われる可能性がありますので、むしろマイナスにうつります。

履歴書に記載するならば、なぜこの資格を取得したのかを説明できるように準備しましょう!


◯ 用意してきた言葉を出さないようにしよう!


面接となると、聞かれそうなことに対策を練り、どのように話をするかを事前にシュミレーションしますよね。

文章に書いてみたりして、文字を追いかけて練習していると、いざ本番でも頭の中で文字を追いかけてしまいます。

私が新卒で営業職だった時のことを思い出します。
営業トークを覚えて、それを自分の言葉のように話をするにはかなり時間がかかった記憶があります。

そして、聞かれるだろう事柄は当然抑えるべきです。

自己紹介、志望動機、自己PR、強み・弱み、趣味・特技、学歴、職歴…等々。

その上で、面接官は求職者の本音・中身・素を知りたくて、あの手この手で質問してきます。

「こんな通り一辺倒の話をされて、私の何がわかるんですか?」と思う方もいるでしょう。かく言う私もそうでした。

しかし、面接官からすると「そんな当たり前の事柄さえ対策をしてきていないのか?」と思ってしまいます。
ですので、最低限はきちんと押さえつつ、別でアピールポイントを訴えていきましょう!

面接官から聞かれる言葉に対して、その場で自分の頭で考え発する言葉が一番面接官の心に響きます

驚かず、たじろがず、堂々と発言しましょう!


◯ 誰でもできる努力ポイントは確実に行う!


誰でも気を付けていればプラスにできるポイントがあります。

身だしなみ…折り目のしっかりしたスーツ、ピシッとしたYシャツ、

      ピカピカの革靴、しわのないネクタイ、整えた髪の毛、

      ヒゲの処理、指の爪…など

表情・声のトーン…笑顔、声の大きさ、声の抑揚、ジェスチャー、

         言葉遣い、言葉のチョイス

ここでわかりやすい差がつかないように、‘確実に’抑えていきましょう!


まとめ:準備8割で、スパイスに`人柄´を添えて


上記のような準備をきちんと抑えた上で、誰でも可能な対応は確実に実行して面接に臨みましょう。
それを踏まえた上で最終的に判断されるのはその人物の`人柄´です。
どんなに良い言葉を並べても、立ち居振る舞いが気になる、言動が粗野などは今まで自身が歩んできた過去が影響し、それが習慣化されたものがその人の人柄になります。その印象が悪ければそれまでです。

緊張はすると思いますが、緊張はマイナスにはなりません。
焦らず、ひるまず、熱意をもって、真正面から立ち向かいましょう!
そこに新たな未来が待っています(^^)/

最後までお読みいただきありがとうございました。


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