平本あきおさんカウンセリングサロン感想文-オーディエンス編- 5
相談者Bさんの場合
相談内容
まず、Bさんがなぜ、自分でブレーキをかけてしまうのか、原因を感覚から感じてみます。
平本さん:「ブレーキはどんな形で現れますか?
頭を押されられている?腰を抑えられている?足を引っ張られている?」
Bさん:「足です」
平本さん:「2人いるとしたら?どこを抑えられてる?」
Bさん:「二人とも足です。」
Bさんの「行ってみたい未来」を具体的にイメージしてみます
平本さん:「具体的にBさんが仕事のコーチングをしてクライアントに提供したい未来はどんな未来?」
Bさん:「同年代の人がやりたいことをやって好きなことをやって、みんなでたのしいな、って言っている世界です」
平本さん:「じゃあ、ちょっと手伝ってもらって楽しそうな未来をみんなに表現してもらおう」
先に楽しそうな未来がイメージできてもなぜか足が進まないBさん
平本さん:「自分の先に止めてるものと、仕事してない人は関連ありそうですか?」
Bさん:「関係なさそうです」
平本さん:「何が止めてると思う?言ってみて」
それを受けて、Bさんは自分の足が前に進まない理由、
思いつくことを言ってみます。
そうしたら、Bさんは思い出したのです
そんなBさん自身の感情に気づいたのです。
そこで、その場面を再現してみることに
サポートメンバーがBさん役でBさんのセリフを演じてみます。
「楽勝だよ、簡単に褒められるよ。」
「お母さんに言われた通り優等生やってるんだ。」
「先生に気に入られる方法やってんだ。」
「ずるい方法をしってる。」
「これ知ってたらイチコロで先生ころがせる。」
Bさんを演じるサポートメンバーを見るBさん、
それをみて、Bさん本人はどんなふうに感じますか?
平本さん:「怒りを感じる?」
Bさん:「怒りは感じないけど、「そんな自分がいたんだ」って感じます」
平本さん:「なるほど、今の職場で可愛がられてるひとって、昔の自分に似てるんだ!!!」
Bさん「あーーーーーー!!!!そうです!」
なんと、ずるいSさんはBさん本人に似ていたのです
なんと、Bさんは自分で自分のことを否定していたので、
足が前に進まなかったのです。
Bさんはきっと要領が良い方だったのでしょう。
言うことを聞いていたらなんの苦労もしないで結果が出る。
それを本人の中で努力だと認められなかったのかもしれません。
原因の感情がわかればもう解決まであと一歩
平本さんはにっこりと笑顔になり、
「では、これから私が言うことと同じことを繰り返してください」
と、Bさんに。
平本さん:「私は親の言う通り、先生の言われた通りずるいやり方をやる人間です。ずるいやり方で成果を出す人間です。だから、「すごいね」といわれてもピンときません、少しも嬉しくありません。結果が出るのは当たり前です。」
Bさんが同じことを繰り返します。
平本さんがまた言います。
平本さん:「私はずるいやり方をする人間です、私はそんなずるいやり方をする私が好きです。そんなずるいやり方をして成果を出す私のことを好きになってください。」
その瞬間、Bさんの顔は満面の笑顔になりました。
吹っ切れたような素敵な笑顔でした。
更に平本さんから、
「何もしないで成果を上げてる人がいたとしたら、あなたもずるいやり方やってね。私と一緒。私と被ってたから腹たってたけど」
と、Bさんにダメ押し。
これには会場も大爆笑でした。
Bさんは次回、Sさんのような自分の分身と出会っても足が止まることはないな、と思いました。
>>カウンセリングサロンが気になる方はこちらから