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平本あきおさんカウンセリングサロン感想文-オーディエンス編- 5

相談者Bさんの場合

相談内容

副業はコーチングです。
割と順調、なのですが、ブレーキがかかってる気がします。
本業は会社で働いています。
しかし、なぜ本業にこだわってるのかわからない。
いつも現れるひととお金の問題があります。
今回Bさんを悩ませる人はSさん。「仕事がしない、全然能力がない、そして努力もしない人、なのに、庇われます。
そんなSさんのことを「ずるいな」って思います。

その人がやらないことを私がやっています。
なぜ、私はそんなにずるい人がいる職場にいるのか。
Sさんのような人は、いままで何回も現れています。

Bさんのお悩み

まず、Bさんがなぜ、自分でブレーキをかけてしまうのか、原因を感覚から感じてみます。

平本さん:「ブレーキはどんな形で現れますか?
頭を押されられている?腰を抑えられている?足を引っ張られている?」

Bさん:「足です」
平本さん:「2人いるとしたら?どこを抑えられてる?」
Bさん:「二人とも足です。」

Bさんの「行ってみたい未来」を具体的にイメージしてみます


平本さん:「具体的にBさんが仕事のコーチングをしてクライアントに提供したい未来はどんな未来?」

Bさん:「同年代の人がやりたいことをやって好きなことをやって、みんなでたのしいな、って言っている世界です」

平本さん:「じゃあ、ちょっと手伝ってもらって楽しそうな未来をみんなに表現してもらおう」

平本さんはそう言うと、カウンセリングの観客としてみていたお客様に「楽しそうに「あんなことやりたい」「こんなことやりたい」と言ってみて。とオーダーします。そうすると、会場はあっという間に楽しい雰囲気に。

お客様もノリノリでやっていました。
クライアントに楽しい未来を提供するためにコーチング業を加速したい @イラストchatgpt

先に楽しそうな未来がイメージできてもなぜか足が進まないBさん

平本さん:「自分の先に止めてるものと、仕事してない人は関連ありそうですか?」

Bさん:「関係なさそうです」

平本さん:「何が止めてると思う?言ってみて」

それを受けて、Bさんは自分の足が前に進まない理由、
思いつくことを言ってみます。

「今までの自分が未来の自分に嫉妬している」
「あなたは行けない」
「言ったら大変なんだよ。いろんなことが起こるんだよ。わからないけど怖い世界なんだよ。みんなに嫉妬されるかもしれない」
たくさんの不安な感情が出てきました。

Bさんがんばれ

そうしたら、Bさんは思い出したのです

優等生を強要されて、
先生にめちゃくちゃひいきされていた。
裏ではそんな自分が嫌だった。
そんなことでいい気になってる自分が嫌だった。
そんなふうに思うのは性格が悪い!
わたし、そんなにすごくないのに、先生はひいきしていた。
簡単に先生に褒められる方法を知っていて、
やっていた。
ずるいやり方でやっていた。

Bさんに眠ってた感情

そんなBさん自身の感情に気づいたのです。

露骨な贔屓は本人も気まずいよね @イラスト/chatGpi

そこで、その場面を再現してみることに

サポートメンバーがBさん役でBさんのセリフを演じてみます。

「楽勝だよ、簡単に褒められるよ。」
「お母さんに言われた通り優等生やってるんだ。」
「先生に気に入られる方法やってんだ。」
「ずるい方法をしってる。」
「これ知ってたらイチコロで先生ころがせる。」

Bさんを演じるサポートメンバーを見るBさん、
それをみて、Bさん本人はどんなふうに感じますか?

平本さん:「怒りを感じる?」

Bさん:「怒りは感じないけど、「そんな自分がいたんだ」って感じます」

平本さん:「なるほど、今の職場で可愛がられてるひとって、昔の自分に似てるんだ!!!」

Bさん「あーーーーーー!!!!そうです!」

なんと、ずるいSさんはBさん本人に似ていたのです

普段はBさんもやっている。
成果の出し方を分かっててやっている。
なぜやっているのかわからなくてやっている、
自分でずるいやり方をしていると思っている。
心のどこかで自分はずるいやり方をしてると思っている。
結果が出ることがずるいと思っている。
結果出したら行けないと思っている。
自分がやってること、成果を出したくてやっていたのに、
心のどこかでそれは「ずるいやり方だ」と思っていた。
先生の言う通りやる。
お母さんの言う通りやる。
教わった通りのことをやるのは「ずるいやりかた」だと思っていた。

Bさんの足を止めていた感情たち

なんと、Bさんは自分で自分のことを否定していたので、
足が前に進まなかったのです。

Bさんはきっと要領が良い方だったのでしょう。
言うことを聞いていたらなんの苦労もしないで結果が出る。
それを本人の中で努力だと認められなかったのかもしれません。

原因の感情がわかればもう解決まであと一歩

平本さんはにっこりと笑顔になり、
「では、これから私が言うことと同じことを繰り返してください」
と、Bさんに。
平本さん:「私は親の言う通り、先生の言われた通りずるいやり方をやる人間です。ずるいやり方で成果を出す人間です。だから、「すごいね」といわれてもピンときません、少しも嬉しくありません。結果が出るのは当たり前です。」

Bさんが同じことを繰り返します。
平本さんがまた言います。

平本さん:「私はずるいやり方をする人間です、私はそんなずるいやり方をする私が好きです。そんなずるいやり方をして成果を出す私のことを好きになってください。」

その瞬間、Bさんの顔は満面の笑顔になりました。
吹っ切れたような素敵な笑顔でした。


目の前にいるとイラつく。理由は二人が似てたから  @イラストchatGpt

更に平本さんから、
「何もしないで成果を上げてる人がいたとしたら、あなたもずるいやり方やってね。私と一緒。私と被ってたから腹たってたけど」
と、Bさんにダメ押し。

これには会場も大爆笑でした。

Bさんは次回、Sさんのような自分の分身と出会っても足が止まることはないな、と思いました。


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チェカンノ@イラストは上中下さん
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