何もしない習慣 【忙しい人のための要約・まとめ】
今回紹介する内容は栄養士であり健康経営アドバイザーである笠井奈津子さんの『何もしない習慣』の一部分です
▪︎疲れを溜めない生活サイクルの作り方
・自分の状態に気づく
『疲れている』ということに気づけていない現代人は多いです。不調な状態が続きすぎてそれが当たり前だと勘違いしてしまい、ベストなコンディションで毎日を過ごせていない人がほとんどです
自分で自分の変化に気づけるようになるためには、健康や時間の使い方、仕事の取り組み方、ライフスタイルのあり方を客観視して見直すことです
・1日の行動を見える化する
普段どのようにして時間を使っているのか分かるように自分が何時にどんな行動をしていたか1日の主な行動を書き出してみましょう。まずは生活の中に必ずある『睡眠』と『食事』の時間と内容を記入することでその日の行動を振り返りやすくなります
次にその他の大まかな行動を記入します。大雑把に書くのではなく詳細に書いてください。1日の主な行動を記入できたら『今日は何時間寝たか?』『スッキリ目覚められたか?』という質問について答えを記入しましょう
これを毎日続けることで自分自身の適切な睡眠時間がわかります
・充電に繋がる行動をチェックする
自分が書き出した1日の行動の中で充電に繋がる行動に◯をつけていきましょう。充電とは自分の回復に繋がった行動のことです
例えば、読書することで自分の気力回復に繋がると思うのであれば◯をつけます。さらに『具体的にどんなことをしたか回復したのか?』ということも記入しましょう。『仕事で疲れていたが、小説で違う世界観に浸かることで気分転換できた』というふうに自分が何をしたら充電できるかという行動を把握しておきましょう
・消費に繋がる行動をチェックする
労力の消費に繋がる行動には✔️マークをつけて『疲れた理由』と『改善案』を記入しましょう
例えば、通勤をするのが辛いと感じるのであれば✔️マークをつけて『毎日片道1時間の満員電車は疲れる』と理由を記入し、『引越しを考えるべきかもしれない』と改善案を添えます
文章に起こすことで疲れの原因を把握できます
・マルチタスクを減らす
行動を単純化することで疲れが貯まるのを防ぐことができます。現代人の多くはマルチタスクで物事をこなしている人が多いです
並行して複数のことをこなすのではなく、単純化した方が時間も生み出せて疲れを確実にとることができます
・休みの予定を入れる
消費する行動を減らすことで生活が軽くなります。回復に繋がる休みの時間を作ることも可能になるでしょう。回復に繋がる予定を先に入れることで生活全体が整い、無駄な時間の使い方をしなくなります
例えば、『土曜日に友達と出かける』という予定が入ることで金曜日はそれに合わせて早く寝るようになりますし、平日も行きたい場所をいろいろ探したりすると楽しみが生まれます
・睡眠は固定費である
睡眠時間は生きるための固定費です。人間が最も長生きできる睡眠時間は7時間前後という研究結果があるので、睡眠時間は7時間は確保しましょう。睡眠時間が6時間未満だとパフォーマンスが低下してしまいます
・軽い運動ができる余裕を残す
健康な状態を維持するためには運動も大切です。目安としては30分前後の軽い運動を週に3〜5日ほど行いましょう。運動する元気が出てこないという人は家事や仕事のやりすぎです。仕事の組み方を考えて余裕を作るようにしましょう
▪︎【結論】毎日の生活の中に意図的に休む時間を作るべき
平日に疲れたからといって休日にダラダラ過ごしていても心身は回復しません
自分の生活を見直してみると、意外なことが自分の回復になっていることに気付かされます
毎日の生活を振り返ることで自分のことを知るきっかけにもなりますし、バランスの良い生活の組み立て方を把握できます
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