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「本当の自信」を手に入れる9つのステップ 【忙しい人のための要約・まとめ】


今回紹介する内容は精神科医である水島広子さんの『「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』の一部分です


▪︎他人との比較から生まれる自信は弱くて脆い


『今月は営業成績がトップだった』『周りの友人より偏差値の高い大学を卒業している』『外見が良くてモテる』という他人との比較や成果によって得られる自信は状況次第では簡単に折れてしまいます

『成果』による自信は、『できる』ことに対する自信です。つまり、それが『できなくなる』と自信は一瞬で失われてしまうということです

『営業成績がトップだったのに、デキる新入社員に追い抜かれた』『新しい職場では周りの方が高学歴だった』『太り出したら急にモテなくなった』というような状況になった瞬間、自信のない人間になってしまいます

成果を上げている自分は人間として価値があるという考え方をしていると『成果』が上げられなくなった途端に『自分は価値のない人間』と思い込んでしまいます

つまり、できるから生まれた自信というのは意外にも脆く弱いということです



▪︎本当の自信を手に入れる方法


・『今はこれで良い』という感覚を持つ
・『今、現在』に集中する
・完璧を手放してみる
・自分を意識しないようにする
・自分の価値を考えないようにする


・『今はこれで良い』という感覚を持つ

本当の自信を持つためには『今はこれで良い』と思うことが重要です。とはいえ、成長することを諦めるのではありません。過去を振り返ってできたはずの努力をしたかったと思うのではなく、あの時はああするしかなかったと考えることが大切です。過去の上に成り立っている現状に対して、『今まではこれが限界だった』『今はこれで良い』と受け入れることで初めて『今』に集中することができ、結果的に成長していくことにつながります



・『今、現在』に集中する

何かに熱中したり、時間が経つのを忘れ集中することは過去や未来のことに対して悩む暇もなく、自分の能力が1番発揮されている状況です。過去や未来ではなく、今を大切にしたいという気持ちが重要であり、むしろ成果を考えてしまうと逆に集中することができなくなってしまう可能性があります。自信がないという状態は『今』に集中することが出来ずに、過去の失敗や未来の不安のことばかり考えている状態ということです。気が散ってしまうことで成果も下がってしまい、その結果、『やっぱり自分はダメだ』とますます自信を感じられなくなるという悪循環にハマります



・完璧を手放してみる

本当の意味で自信を身につけたいのであれば、完璧は必要ありません。そもそも人間には限界があるので、完璧ということは不可能です。それなのに完璧を目指そうとして、常に自分に対して『ミスするんじゃないか』と否定的にみてしまったり、ミスしてしまうと自分を必要以上に責めてしまいます。人間は『今』に集中できている時こそ、最大限に発揮されるので、完璧を目指すという未来のことを考えている時点で完璧を目指すことは不可能になります



・自分を意識しないようにする

自信というのは『自分を信じる』ということだからこそ、どうしても自分に意識が向きやすいですが、皮肉なことに自分を意識している限り、『自信』は手に入りません。例えば、好きな人とデートするとします。『相手を楽しませれるか』『うまく話せるか』という自分に意識ばかり向いてしまうことで自信をなくし緊張してしまいます。つまり、相手を自分が楽しませれるかという成果である自分の評価を気にしてしまいます。自分がどう思われるかではなく、自分がどう思うかという点に注目していきましょう



・自分の価値を考えないようにする

人間というのは、価値すら考える必要がないほど価値があって当たり前の存在です。自信を持てない人というのは『自分の価値』ばかりを気にし過ぎてしまう人です。自分の価値ばかりを気にしてしまう人は『自分が価値をおきたいもの』や『自分が大切にしたいもの』ということに意識を移すことで『自分がこうありたい』というものを見つけることができ、その在り方こそが自信につながっていきます



▪︎【結論】本当の自信とは『自分のあり方』を受け入れること


自分自身を誇らしく感じていることこそ本当の自信になります

『できたかどうか』ばかり考えていたら、『できなかった』たびに自信を失ってしまいます

自分のあり方を誇らしく思うことで手に入れた自信というのは、何かに失敗したくらいでは簡単には折れません

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