【要約】 経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて
今回紹介する内容は2024年1月1日に亡くなられた経済評論家である山崎元さんの『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』の一部分です
▪︎お金に不自由しない方法
①リスクをとった方が良い
資本主義社会ではリスクを取りたくない人間からリスクを取ってもいい人間が利益を吸い上げるようにできているとこの本では紹介されています
というのも、リスクを取りたくない正社員やアルバイトが安いお金で働き、リスクを取った投資家や経営者が大半のお金を吸い上げるようにできていますし、インデックス投資をしてリスクを取ってきた人と貯金ばかりをしてリスクを取らなかった人とでは大きな差が生まれています
現代では1つの会社でずっと働いたり、貯金ばかりしてリスクを回避する人よりも適度なリスク取ってスタートアップで働いたり、株を始めたり、副業を始めたり、待遇の良い会社に転職したり、新しい働き方や稼ぎ方を模索している人の方が効率よく稼いで大きな財産を作ることができるようになっているのが現状です
資本主義では適度なリスクを取らないとリターンも得られないので常に時代の変化を掴んでリスクをとって挑戦することが大事です
②他人と違う能力を磨きそれを仕事に活かすべき
仕事では他人と違う能力を磨き替えの利かない人材になることが大切です
リスクを恐れて他人と同じことを学び、他人と同じ資格を取り、他人と同じスキルで同じような仕事をしていると取り替え可能な存在として弱い立場で会社人生を送ることになります
例えば、自分が時給1000円で働いているとして、時給を1500円上げてほしいと思っていても他にどれだけでも時給1000円で働く人がいるのなら値上げ交渉はなかなかうまくいかないでしょう
つまり、取り替え可能なありふれた労働者になってしまうと給料は安くなり、交渉力もなく、ただただ弱い立場で労働力を買い叩かれてしまうわけです
では?どのようにして他人と違う能力を身につければいいのでしょうか?
この本ではとにかく知識、スキル、経験に自分に時間と努力を投資して他と違ったスキルを身につける工夫をし続けることが大事になります
③社会に出たら早めに株と関わっていくことが大切
資本主義社会では大きな富を築くときにはほぼほぼ必ず株が絡んできます
2023年のフォーブス誌の世界長者番付トップ10に出てくる人は全員持っている株の金額が大きくなって富豪になっている人になります
日本の場合、働いて稼いだお金には最大55%の税率がかかるのに対して、投資で増えたお金に対する税率は最大約20%です
つまり、自分の資産を作るには働くだけではなく、株を持って増やすことが必須になります
④幸福感は自分が承認されているという感覚である
社員や家族、友人や異性などの他人から自分は認められている、価値のある存在だと思われていることが幸福感を得るのに必須です
人間は群れを成して生きる生き物なので人助けをすることで『幸福ホルモン』が分泌されることがわかっており、他人の役に立って尊敬されたり、認められているという感覚を得続けることが幸せを持続させるために大事なのでしょう
⑤自分の居場所を複数持って友達を絶やさない
仕事を退職した高齢者がまず苦しむのは会社や職場という場所を失ったことにより自分の居場所がないということです
そのため、1つの会社や1つのつながりに固執するのではなく、投資と同じように自分の居場所を分散投資しておくのが良いです
▪︎【まとめ】無知であるとお金で人生を損してしまう
私たちが生きている資本主義社会ではさまざまな罠が張り巡らされており、その中でも代表例としてリボ払いや、ギャンブル、ブラック企業や社畜、ゴミのような金融商品や保険への投資が挙げられます
このような諸々の選択でミスを繰り返してしまうと徐々に不利な立場に追い込まれて生活が苦しくなり、お金で不自由してしまう人生を歩んでしまいます
2020年の厚生労働省の『自殺の動機』調査によると、1位が健康問題であり2位が経済的な問題になっており、無知であればお金で人生を壊しかねません
▪︎関連要約記事
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