脳に悪影響を及ぼす3つの思考習慣
①ネガティブなことばかり考えてしまう
脳科学者で医師である米山公啓さんによれば、『ネガティブな考え方は脳にストレスを与えてしまい、海馬の神経細胞を壊してしまう』とのこと
マイナス思考が癖になっている人は、自ら脳を破壊していることを自覚していきましょう
とはいっても、私たちの脳はポジティブな出来事よりもネガティブなことに注目してしまう設計になっています
つまり、嫌な出来事がトラウマとなりネガティブ思考になってしまうのは当然です。だからこそ意識的に改革していく必要があります
米山公啓さんがオススメしているのが、『褒め日記』です
毎日寝る前に、今日の良かった出来事を5つほど箇条書きしていきましょう。どんなに小さなことでもOKです
意識的にいいことに目を向けることで脳を喜ばせることができますよ
②やるべきことを後回しにする
時間がかかってしまうことや、めんどくさい作業など後回しにしてしまいがちです
先延ばしすることで後回しにしたタスクが気がかりになり脳に負担がかかることで集中力を低下させてしまいます
さらに、心理学者であるクリスティーン・リー博士によると、やるべきことを先延ばししてしまうことで自尊心が低下するとのこと
また、ビショップ大学のフューシア・サイロワ教授によると、先延ばし癖は健康被害のリスクを高めるそうです
先延ばしを止めるためには、『考えすぎずにただ行動する』ことや『5分だけやってみる』というふうに何かしらアクションを起こすことが大切です
③努力しても無駄だと思っている
一度失敗したら『自分には無理だ』と諦めたり、難しい課題に直面すると逃げてしまったり、うまくいかないことを他人や環境のせいにしたりする考え方を『フィックスト・マインドセット』と言います
それに対して、自分の才能や能力は経験や努力によって高めることができるという思考を持っていたり、たとえ失敗しても失敗から学んで成長できるという考え方を『グローズ・マインドセット』と言います
スタンフォード大学の心理学教授であるキャロル・ドウェックさんによると、『グロース・マインドセット』の学生は間違いや失敗をしたときに次に同じ問題に遭遇した時、脳が活性化して注意力が向上したそうです
その一方で、『フィックスト・マインドセット』を持つ学生は失敗した時に脳は活動的になったものの、再度同じ問題に遭遇した時、脳は反応を示さなかったそうです
上記のことを意識することで『グローズ・マインドセット』を育んでいきましょう