【要約】FRIENDSHIP 友情のためにすることは体にも心にもいい【マリサ・G・フランコ】
今回は心理学者であるマリサ・G・フランコさんの著書『FRIENDSHIP 友情のためにすることは体にも心にもいい』の一部分です
私たちが日々の生活の中で幸せを感じるために必要なのは、何でしょうか?
お金や仕事の成功、あるいはSNSでの「いいね」の数かもしれません
しかし、本当に人生を豊かにするのは、信頼できる「友達」との繋がりです
友情は心と体に良い影響を与え、孤独やストレスを減少させ、幸福度を高める強力な手段です
この記事では、心理学者マリサ・G・フランコ著の『FRIENDSHIP』を基に、友情がもたらす恩恵や、友達を作るための具体的な方法をご紹介します
忙しい現代社会において、友情がいかに重要であるかを一緒に見直してみませんか?
▪︎幸せに影響を与えるもの
本書は、友情がどれほど心と体に良い影響を与えるかを解説しています
ハーバード大学の精神医学教授であるロバート・ウォールディンガー氏の研究によれば、幸福に最も影響を与えるのはお金や社会的地位ではなく「豊かな人間関係」です
どんなに財産があっても、一緒に食事をする相手や心の内を打ち明けられる人がいなければ、人生は味気なくなってしまいます
▪︎友情の健康効果について
友情は健康面でも大きな効果を持っています
具体的には、友人とのつながりを持っていることで、死亡リスクが45%も低下すると言われています
運動によるリスク低減効果が23〜30%であることを考えると、友情がどれほど重要かがわかります
また、信頼できる友人を持つことは、うつ病予防においても最強の手段です
▪︎孤独の悪影響について
反対に、孤独は健康に悪影響を与えることが知られています
孤独でいることは、1日15本の喫煙と同等のリスクを持つとされています
現代では結婚する人が減少しており、その分、友情の重要性がますます高まっています
▪︎友達を作る方法
①自分から声をかける
まず、勇気を持って自分から話しかけることが大切です
特に、過去に他人から受け入れられた経験が少ない人は、相手に拒絶されることを恐れがちです
しかし、拒絶されたからといって自分の価値が低いわけではないという意識を持つことが重要です
友達を作るにはまず行動し、自分から声をかけることが必要だという研究結果もあります
②自分の弱さを見せる
次に、友達を作るためには、自分の弱さやもろさを隠さずに見せることも有効です
友情のある人は、病気や苦しい状況など、自分の脆い部分を相手に自然と見せることができるとされています
それは、自分が愛され、受け入れられる自信があるからです
一方、友達作りが難しい人は、自分の弱点を隠してしまいがちです
特に男性は、子供の頃から「弱さ」を見せることがタブー視されて育つことが多いため、他人に弱さを見せるのが苦手です
しかし、実は人間は他人の弱さに共感し、そこから深い絆を築くことができるのです
③共感すること
友情を深めるためには、相手の話に共感し、理解することも重要です
共感することで、相手は自分が受け入れられていると感じ、信頼関係が築かれます
共感はただ相手の話を聞くことだけでなく、相手の感情や立場に寄り添う姿勢を持つことが大切です
④継続的に交流する
友情を維持するためには、定期的に会話や交流を続けることも重要です
現代の忙しい社会では、友達との時間を意識的に作らなければ、自然と疎遠になってしまいます
そのため、日常の些細なことでも連絡を取り合い、関係を保つ努力が必要です
⑤相手を大切にする
最後に、友情を育むためには、相手の存在を大切に思うことが大切です
友達がいることは当たり前ではなく、その存在に感謝することが、長続きする友情の秘訣です
相手に対する感謝の気持ちを表すことで、互いの絆はより強くなります
▪︎【まとめ】友情は人生を豊かにする
本書を通して、友情が心と体の健康に与える影響について多くの示唆を得ることができます
私たちは誰かに見守られ、支えられることで人生をより豊かに感じることができるのです
孤独ではなく、友達と過ごす時間が人生の質を大きく向上させることは間違いありません
まとめると、友情は私たちの健康、幸福、そして人生全体に良い影響を与える重要な要素です
友達を作ること、維持することは簡単ではありませんが、努力を重ねることでその恩恵を受けることができるでしょう
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