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STaD vol.8 : Unityを使ってプログラミングを学びながらアプリを作ろう

鎌倉にて(ほぼ)毎月、勉強会をおこなっています。
それが「STaD」という主に個人のクリエイター・エンジニアによる勉強会。
前々回に毎月の進行をそれぞれメンバーが受け持つことになりました。
今回は私 unouplus inc. 戸田が担当ということで、そのときの「Unityを使ってプログラミングを学びながらアプリを作ろう」の内容をレポート致します。

テーマは「Unity + プログラミング教育」

勉強会のテーマを自由に決めていいということで、
アプリの実装でものすごい使っている「Unity」とここ何年ものすごい興味を持っている「プログラミング教育」を融合した勉強会にしようと思いました。

Unityとは
そもそもUnityとは何か?
3Dゲーム開発で有名でしたが、2Dゲーム開発でも問題なく使えるゲーム開発プラットフォーム。実際にはゲームエンジンのみならず、さまざまな用途で使えます。またiOSやAndroid、デスクトップ、PlayStation、Xbox 360、Wii Uなどのコンソールゲームなど多岐にわたって配布、販売、利用することができます。
Unityは以前私がWEBサイト制作で使用していたFlashのような使い心地がありつつ、直感的な操作で素早くUIを作成できるの魅力です。

プログラミング教育とは
プログラミング教育とは何か?
2020年度から小学校で必修化される新しい学習。
コンピュータープログラムを意図通りに動かす体験を通じ、論理的な思考力を育むとともに、幼いころからプログラムの世界に触れ、ITに強い人材を育成する狙いがある教育です。
これを私なりに以下のように見解しました。

・何が問題か?という問題発見
・どうすればできるか?という分析
・こうやってみたらどうか?という課題発見
・失敗しても成功するまでやってみようという忍耐
を使って目的達成を目指す教育

問題発見力、分析力、課題発見力、忍耐力。
このような力は社会に出ても大いに役立つ力です。
そのような力を早い段階から修得することをプログラミング教育は目指しているのだろうと思います。


自動販売機のプログラミングを考えてみよう

メンバーには事前に
・Unityのインストール
・Xcodeのインストール
・今回用に作成した教材データのダウンロード
をしてもらい『Unity + プログラミング教育』をテーマとした勉強会のスタートです。

まずメンバーに自動販売機について考えてもらいました。
… 自動販売機に人がおこなう最初のアクションは何か?(行動)
… その結果、自動販売機はどうすればいいか?(目的)

自動販売機に人がおこなう最初のアクションは
お金を入れること。
その結果、自動販売機は
希望の商品を出すこと。
これが自動販売機に対する(行動)と(目的)です。

(行動)と(目的)の間にはさまざまな<プロセス>があり、
そのプロセスをいかに効率よく目的まで導けるか。
それをプログラミングで解決します。

お金を入れると  ----(行動)
  投入金額を表示し
  商品価格以上になったら
  商品購入ボタンを押すことができ
  ボタンを押すと
  お釣りがあれば出し
商品を出す  ----(目的)

このような(行動)と(目的)、そしてその<プロセス>を理解したうえで
いよいよUnityでのプログラミングです。


Unityでプログラミング

今回勉強会がスムーズに進むように教材データを作りました。
その名も「ミングラプー( mingra-poo )」。
プログラミングの文字を組み合わせた、どこかモンスターみたいな名称。
メンバーにはUnityでいくつかのステップを踏んで学習していただき、最終的に自動販売機モンスター「ミングラプー」を完成してもらいます。

いくつかのステップの中で
下記のようなどれもプログラミングをするうえで重要な内容を
楽しみながら学んでいただきました。

・シーンの遷移
・クラスの定義
・メソッドの実行
・変数の指定
・for文での繰り返し処理
・簡単な計算処理
・if文での処理

すべてのステップが終了したところで、
自動販売機に目や口を好きなように配置して完成です。
メンバーみんなそれぞれ個性的な「ミングラプー」ができました。


XcodeでiPhoneにインストール

UnityでできたデータをiOSデータとして書き出し、そのデータをXcodeでiPhoneにインストールしていただきました。
やっぱり画面上で完結するのではなく、いつも使っているiPhoneに表示されると喜びも格別。(この勉強会でメンバーにはこれを感じてほしかった!)
ということで、途中手こずった部分もあったけどなんとかできました。
みんなの「おーー!」という声を聞けて嬉しかったです。



最後に

どのぐらい時間がかかるかわからず進めてなんだかんだでみっちり3時間。
メンバーのみんなも長時間ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。

プログラミングというとやっぱり難しく感じるものです。
私自身文系の人間だったのではじめてFlashを使ったときは苦労したものです。プログラミングをして一番重要だなと感じたのは、プログラミング教育を私なりに見解した中の

失敗しても成功するまでやってみようという忍耐

ではないかと思っています。わからなかったものがわかって、成功したときの喜びは計り知れません。

2020年からプログラミング教育の必修化。
小さい頃からこういった経験を授業でできるというのは、ほんと羨ましいものです。どんな子どもたちになるのでしょうか。楽しみです。
私もそういった教育にもっと関わりたいのですが、なかなか機会がなく、残念です。ただそういう気持ちが強く仕事とは別に個人的にアプリを開発しているので、最後に告知を。

【 unouplus inc. 子ども向けアプリ 】

ということで、教材データ作成したり資料用意したり大変でしたが、とても自分にとって有意義な経験となりました。
引き続きいろいろ学んでいいものを作っていきたいと思います。
ありがとうございましたー。


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