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「誰かにとって特別な地域を作る」サービスができるまでに繰り返した試行錯誤--ゲスト:株式会社おてつたび代表 永岡さん

みなさんこんにちは!

アーリーステージのベンチャー・スタートアップ企業のWEBマーケにすこぶる強い株式会社unname……のインターン生のにしざわです!

今回も「角ハイ・ベンチャー」のイベントレポートをお届けしていきます!

株式会社unnameでは株式会社KAEN(ベンチャー企業向けの代理店構築業を展開する)と共同で「角ハイ・ベンチャー」というウェビナーを隔週で開催しております。当イベントは、毎回ベンチャー企業の経営者をゲストでお招きし、メディアやSNS上では言えないようなベンチャー経営のリアルを深掘りするイベントとなっております。

角ハイ・ベンチャー5回目のゲストとして、株式会社おてつたび 代表の永岡さんをお招きし、経営のリアルについてお話を伺いました。

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▲株式会社おてつたび 代表取締役
 永岡里菜



【第五回】角ハイ・ベンチャーが7月1日(水)に開催されました!

改めて、「角ハイ・ベンチャー」とは、今をときめくベンチャー企業の経営者を招聘し、経営の悩みや成功体験をリスナーと一緒に聞き出すイベントです。お酒を飲みながら緩く参加できる令和的イベントになっています。
今回も、登壇者が角ハイでほろ酔い(ガチ酔い?)だからこその空気感が出るイベントになりました。

■イベント概要
・ラジオ形式でリスナーさんは角ハイを飲みながら気軽に話を聴ける
・事前アンケートや当日のコメント欄で自由に質問ができる
・成功談、失敗談などを営業・マーケの視点から深掘りしていく
・イベント終了後、unnameにマーケの相談ができる

では早速株式会社おてつたび 永岡さんをお招きした「【第五回】角ハイ・ベンチャー」の様子をお届けしていきます!


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■おてつたび概要
会社名:株式会社おてつたび
設立:2018年7月18日
代表取締役:永岡里菜
事業内容:困り事を通じて地域のファン(関係人口)作りを行う”おてつたび”の運営

お手伝いと旅を掛け合わせたweb上のマッチングプラットフォームで、短期的・季節的な人手不足で困る地域の方と、「色々な地域へ行きたい!」「地域に関わりたい!」と思う人をマッチさせるサービスになっています。お手伝い内容は民宿や旅館のお手伝いから、農業まで幅広く用意されています。主な利用者は大学生。『これまではゆかりの無かった地域でも、お手伝いを通して地域の方との繋がりを作り、そこが自分にとっての”特別な地域”になっていく。』そんな素敵なサービスです。


イベントでは、パネルトークの6つのお題にしたがってゲストの起業家に質問をぶつけながらお話を深掘っていきます。

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完全口コミで広まっている「おてつたび」の立ち上げ話と、そこで生まれるストーリー【印象に残った話3選】

ここからはにしざわが独断と偏見で選んだ、印象に残っている話を3つご紹介していきます。今回のイベントも質問が活発に飛び交っていたので、用意されていたパネルトーク以上のお話を聞くことができました!


①おてつたびの利用者エピソードについて

 利用者の属性として、関東生まれ関東育ちで「田んぼを見たことがないです」と話す大学生も多いそうです。そんな中で実際におてつたびに参加すると、同じ旅先(場所)に行っても全く違うストーリーを持ち帰ってこられるというお話でした。

 昔から農業に興味があったものの経済学部に進学した学生が、おてつたび参加によって「やっぱり農業がやりたい。もし就農・修行するならまたこの地に戻ってきたい」と話してくれたこと。

 天候に左右されたり・農作物の成長が年によって違ったり、操作できない自然と対峙する大人との出会い。そこに面白さを感じて、地域を好きになったと話してくれたこと。

 地域の中で人と関わりながら過ごすことで、自分の余裕のなさに気づいたこと。「優しさをもらって、優しさを返して…」という優しさの連鎖を感じたと話してくれたこと。

どこに行っても、人の数だけエピソードが生まれる。そんなエピソードをたくさん聞かせていただきました。

その中でも驚いたことは「おてつたびをきっかけに、移住が決まりそうなこと」でした!

『誰かの人生のきっかけになるような、そんなサービスになっていることが嬉しい。』とお話される永岡さんがすごくかっこよかったです。

実際に私も話を聞きながら「行きたいな〜、行くならどこに行こうかな〜」と考えていました!

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▲乾杯の様子🍻


②マーケ・営業における深掘り

 衝撃だったことは、大学生側の集客が「完全に口コミ」だったことです…!
口コミだけで広まっているのにも関わらず、いつも受け入れ先の倍率が6割前後になるそうです。受け入れ先の公開後すぐに定員を超えてしまうことも多いそうで、参加したくてもできない方がいることをどうにか解決したいとお話しされていました。

 それだけ参加された方にとって価値のあるサービスであり、他の方にも勧めたくなるものなのだなと感じました。

 だからこそ、最近の課題として”受け入れ側を増やすこと”があるそう。これだけ素敵なサービスがもっと広まっていったり、参加できる大学生が増えたりするといいな〜と勝手にニヤニヤしていました!笑

 実際に「角ハイ・ベンチャー」参加者の方から受け入れ側に関する質問も上がっていたので、良いご縁があるといいなと思います!


③なぜ「おてつたび」をやろうと思ったのか?

なぜ「おてつたび」をやろうと思ったのか?というお話を聞く中で印象的だったことは、多くの試行錯誤を繰り返す根底に「Nice to haveじゃダメだ、Must haveじゃないと」という思いがあったことでした。

 地域に足を運ぶ中で、「幼少期に地域との繋がりが必要なのではないか?」「いやいや地域の人と呑めるサービスがいいんじゃないか?」とたくさんのサービス内容を考えていたそうです。

 その中で、自分の原体験として「仕事を通じて地域に入れたこと」「地域の方が本当に困っていることがあるということ」があったので、おてつたびを始められたと話してくださいました。

 多くの人の人生に影響を与えるような、そんな素敵なサービスが始まるまでにたくさんの試行錯誤が繰り返され、たくさんの苦労があったのだということが伝わってきました。

 これまで、何かサービスができるまでには、一本のストーリーがあるように考えていました。しかしながら、そこにたどり着くまでの道のりは、想像以上に複雑であり、一筋縄ではいかないものだと知りました。

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▲終始笑顔の絶えない素敵なイベントでした☀️


「誰かにとっての特別な場所」という考え方を感じるイベントでした!

 実際に「おてつたび」が始まるまでのことや、参加された方のエピソードを聞くことでより一層「おてつたび」に興味が湧くイベントになりました。

 また、登壇者3名の地元のお話が出てきたり、参加してくださる方が地元についてコメントを残してくださったりとそれぞれの方にとっての特別な場所を感じることの多いイベントでした。

 私も話を聞きながら、地元兵庫県だったり、高校生の時に住んでいた島根県だったりを思い出す場面が何度もありました。

 改めて株式会社おてつたび代表永岡さん、イベントへのご登壇ありがとうございました!


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