名物にうまいものなし、
とは言わずに喰らえ
本日、2月10日は豚丼の日です。
すき家の豚丼(とんどん)って、石原さとみがCMをやっていたら、ついつい食べたくなってしまうのは、まぁ、なんていうかしょうがないですよね(笑)
ですが、本日はとんどんでないんです。
豚丼(ぶたどん)の話です。
豚丼とは、北海道の道東地域―十勝。
帯広の名物料理のひとつです。
宗田が幼少のころは、知る人ぞ知る名物料理だったんですが、今や帯広といえばと聞いたら、一二を争うくらいに有名なものになってしまいましたね。
知る人ぞ知る名物だったので、帯広以外でも豚丼を注文するとたまねぎが一緒に炒められていたり、今でいえば牛丼チェーンなど提供されるような豚すき焼きのようなものがご飯に乗った状態の料理が出てきたりするので、幼少の宗田は「こんなのは豚丼じゃない!」と思っていたわけです。
そんでもって、今日は十勝(帯広)名物の豚丼の話です。
豚丼っておうちで食べる料理だと思っていたんですよね。わざわざお金を出して食べに行くとか外食の選択肢のなかで選ぶことは皆無だったと思うくらい、おふくろの味というか、家で食べるのがよいご飯だと。
子供の頃から名店といわれるお店は何個かあって、○○派とか○○にしか行かないとか好みが色々とあったわけですが、宗田は高校生の時に、自分のお金で食べられるようになってから、名店のひとつであるお店に行きました。
それが帯広駅前にお店を構える「豚丼のぱんちょう」です。
このお店が豚丼の発祥のお店と言われていて、
1933年―昭和8年に豚肉で一生懸命に働く人々を元気する料理は作れないだろうか?
と試行錯誤した末、作り出したのが、炭火焼きの豚肉に鰻丼からヒントを得て作ったタレを絡めてご飯に乗せたものでした。
それが豚丼の原型とされるメニューで、元々大衆食堂の時代からあったというメニューなんですが、初めのうちはなかなか食べてもらえなかったようです。
なぜなら、誕生した当時はまだまだ肉といえば鶏肉が主流だった時代で、食べ慣れていない豚肉料理を食べる人は少なかったからです。
それでも、帯広駅前にあることから、出張や単身赴任で来るお客さんの口コミにより、少しずつ広がっていき、人気のメニューとして定着化していくようになるそうです。
「ぱんちょう」にはメニューに豚丼しかありません。汁物が2種類と飲み物以外にあるのはひとつだけです。
今は華・梅・竹・松とありますが、宗田がお店を訪れた時代はまだ梅・竹・松でした。
ちょっと不思議に思いました?
松竹梅ではなく、梅竹松と書いていることに。
それが「ぱんちょう」なんです。
本来、一番上等なものを「松」としていることが多いですよね?
ぱんちょうでは逆なんです。「梅」が一番上にやってきます。
そこにはちゃんと理由があるんです。
知っている人もいるかもしれませんが、
それは創業者である阿部秀司さんの奥様が、
「梅さん」でそれに敬意を払って、「梅」が一番上で梅・竹・松となっているわけです。
何とも素敵なお話ですよね!
そして、メニューの「華」にも意味があって、
「特」と書いてあると、いかにも感が出てしまい、女性が頼みづらいのでは!?と注文しやすいように「華」となっているのです。
こんなに聞いていると豚丼が食べたくなってきますよね!わかります!
「ぱんちょう」の豚丼食べたいですよね!?
もう少し旅行などが出来るようになられた際には是非、ぱんちょうに豚丼を食べにお出かけくださいませ。
ぱんちょうは先代の「味が落ちるから、支店は出すな」の遺言を守り、帯広駅前の1ヵ所のみなので、それを食べに行くだけでも帯広に行かれるといいと思います。
上に書いた「梅竹松」の話や「華」の話のトリビアをさりげなく話すと、ちょっといいかもしれません。
ということで、本日2月10日は豚丼の日です。
今晩の献立にいかがでしょうか?
よく聞く言葉に「名物にうまいものなし」というのがありますが、全部が全部そうではないようです。
名物にもうまいものはありますし、まずは食べてから言わないとダメですよね。
今日も最後にお知らせを。
年末まで開催していたハスつかさん主宰の
「#今年のいっぽん」に大晦日に滑りこんで、
主宰のハスつかさんから、オススメして貰えましたm(_ _)m
ハスつかさんありがとうございますm(_ _)m
↑これがその記事です。
皆さんもよろしければご覧下さいませ。
もう読んでるよ~!って方はありがとうございますm(_ _)m
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
それではまた。
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