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2020年代を生き抜く20~30代のための生存戦略「第3回」

誰かのために生きるのではなく、徹頭徹尾、自分のために生きる。そして、自分らしく生きる。自立する。

前回に引きつづき、もう少し生き方の話をさせてください。前回を読んでいない方は、マガジンから辿っていただければ幸いです。

物事を構造的に捉える

そもそも、どうして生き方という次元の低い、根本的な話をしているのか? それは、説明には順序というものがあり、基本から応用へ、下から上へ、順を追わないと伝わるものも伝わらないからです。

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この連載は、現在、20代~30代の方がターゲットで、2020年~2029年を生き抜くのに必要なテクニックを共有することを目的に書いていますが、ただ単にテクニックや結論だけ書いても、それらは上辺だけの言葉となり、右耳から左耳まで通過するだけです。

学校教育も同様です。1年生に、いきなり6年生の教育を与えても、まったく意味がありません。1年生には1年生の、2年生には2年生の教育を与えて、初めて意味があります。

と、書きましたが私は逆だと思っています。まず、義務教育。中学3年生までに教えるべきことという最上位の概念が決められ、そこに辿り着くためにステップを追うように、上から順番に決められたのではと考えています。

いきなり結論だけ与えられても、ほとんどの方は理解することができません。何故なら、あらゆる概念は、他の概念を土台として、その上に立脚しているからです。下から順番に学んでいかないと、いちばん上は理解できないのです。だから、物事をスムーズに理解するためには、頂上を見定めながら下から登るように理解していくのがオススメです

第2回にして軌道修正して、生き方という次元から入ったのは、これが理由です。そして、せっかくなので覚えていただきたいのですが、物事を構造的に捉えるのは非常に重要です。

物事を構造的に捉えることができるようになれば、同じ説明を受けても他のひとよりも深い理解が得られますし、さらに発展すれば基本を聞いた時点で応用までを想像できるように、一を聞いて十を知るひとになれます。つまり、理解力があるわけですね。余談ですが、わたしはボードゲームが趣味でよく遊ぶのですが、同じ説明を聞いても一発で理解し、初回のプレイですぐに勝利することが多い方がいます。そういう方は、ゲーム勘が良いというのもあるでしょうが、ルールに対する理解力が高いのです。

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もうひとつ余談ですが、この連載において、私が図版を多様しているのは、より構造的に理解していただきたいと思っているからです。拙い図版ではありますが、文字だけで説明するより、図で示すことによって、より伝わると考えています。物事を構造的に捉える、是非、意識してください。

後悔しない生き方

前段が長くなりましたが、今回は、後悔しない生き方について話します。

いきなりですが、生まれてこの方、後悔したことがない方なんているのでしょうか? 全人類に目線を向ければ、何人かはいるかもしれませんが、絶対数としては極稀と言えるでしょう。はたから見て、どんなに成功しているようなひとだって、ひとつやふたつの「あのとき、こうしていれば良かった」という後悔を抱えていることでしょう。

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しかし、すべてのひとが、現在進行系で後悔を積み重ねるような生き方をしているかと問われれば、答えは間違いなく否です。何故なら、後悔せずに生きることは可能だからです。

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