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大学授業一歩前(第110講)

はじめに

今回は奥池袋読書会を主催なさってらっしゃる海の旧字体は母様に記事を書いて頂きました。お忙しい中作成して頂きありがとうございました。👇の奥池袋読書会様のサイトも是非ご覧ください。

プロフィール

Q:ご自身のプロフィールを教えて下さい。

A:地方の国立大学(法学部)を卒業しました。ゼミは「ディベート」専門で、当時としては非常に珍しいものでした。あの頃はまだ教養学部も残っており、またかなり自由なカリキュラムでした。他学部の授業も取りましたし、成績がつかない「モグリ授業」にも出席していました。現在は某大学病院で看護師さんたちのお手伝いをしております。部署は救命救急センター
で、救急外来やコロナ重症者病棟の担当です。

読書会について

Q:運営なさっている読書会について詳しく教えて下さい。

A:「奥池袋読書会」という課題本型の読書会を主宰しています。「人文書のファン層拡大」のためには読者側からのアプローチも必要だとの認識から活動を始めました。人文書というジャンルは、一見すると難しそうな印象を与えちゃうのですが、専門書を除けば、実際は読みやすく工夫されている本が多いんです。しかも、くやしいぐらい面白い本が。この人文書の魅力をファンとして、多くの方々に発信していきたいです。

学ぶ意義

Q:自身にとっての学ぶ意義を教えてください。

A:自分にとっては、とにかく「愉しいこと」なんです。何かを知る。分からなかったことが理解できてくる。すると事柄同士のつながりが見えてくる。さらに専門家の話を聴けば、よくは分からないけれど物凄い世界があることだけは把握できる。それらは全て「ワクワクドキドキするような愉しいこと」なんです。だから「学びとは遊び」そのものですし、「こうことを知る人になりたい」という憧れに近づいていく過程でもあるんです。
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2021年の中でオススメの本

Q:2021年に出版された中でおすすめの本教えて下さい。

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A:『読む・打つ・書く 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』(三中信宏、東京大学出版会)です。まだ10月ですが、今年一番の新刊ではないかと。博学で知られる著者が、これでもかと読書・書評・執筆に関する
自身の体験を開陳しているんです。
特に大学1・2年生の方にとっては、文献に対する姿勢・取り扱い方について大いに学べるかと。また大学院への進学を考えている方にとっても多くの示唆を得られるはずですよ。

👆は『読む・打つ・書く』の筆者の三中先生に書いて頂いた記事になります。是非合わせてご一読くださいませ。

オススメの一冊

Q:2021年に出版された本以外でオススメの一冊を教えて下さい。

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A:『ポール・ランド、デザインの授業』(ビー・エヌ・エヌ新社)です。幾つか引用してみます。

「読書や経験は、必ず何かにつながるんだよ」。「博識であることは大事だ」。「これから参考図書を集めていく学生たちはまだまだ膨大な読書をしなきゃいけない」「本を読んでいなければ、教養あるデザイナーとは言えないね。勉強不足、教養不足だ」。「デザインとは、あらゆる芸術における、形と中身の操作なんだ」

メッセージ

Q:最後に大学生へのメッセージをお願いします。

A:自分の反省点しか言えません。資格試験などよりも、時間がかかるけれどもっと大きなギアに相当する勉強をすべきだったなと。自分の場合、具体的には外国語ですが(笑)。学生だったのは約30年前なので、当時からコツコツやっていれば、今頃はその外国語で書かれた本を読むことができたかもしれません。時間がかかるけれど見返りが大きいものに着手すべきでしたね。「バカ、バカ、バカ、バカ。俺のバカ!」って言ってやりたいです・・・(涙)。

おわりに

今回は奥池袋読書会を主催なさってらっしゃる海の旧字体は母様に記事を書いて頂きました。お忙しい中作成して頂きありがとうございました。私自身のプライベートで英語力が必要になり、勉強をし直しております。時間がとてつもなくかかりますが、いつか洋書を読めることを目指して「一歩前」へ進みたいと思います。次回もお楽しみに!!


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