見出し画像

論文面接の振り返り

先日提出した論文に基づく、面接が終了した。

面接に先立ち、部署内候補者を集めた対策会を部長が開催してくれた。
「管理職になるにあたって必要な能力を身に着けているか」を審査する場ではどんなことを聞かれたか、不合格者への不合格理由はなんだったか、部長はどのような期待を持って私たちを推薦してくれたか。
「面接ではすでに管理職として振舞うくらいでちょうどいい」と激励いただき、閉会。

面接週間に入り、毎日のようにどんな質問がでたか回ってきた。
論文の要旨を3分以内でとか、こんなときどうするか、とか、課長になったら何がしたいか、とか面接官と候補者の間で繰り広げられる質疑応答は一期一会のハーモニーのようだ。

いずれの回にも共通なのは「管理職の視点」を身に着けているか、ということだと部長からコメントが入った。
管理職のモデリング・・・と思いながら当日自分の番になった。

面接会場に入った。面接官は3人、人事部の見たことのあるお顔が並んでいた。
実は面接が始まる前、超緊張が押し寄せていた。控室で係の人も同席していたのだが、面接官に呼ばれ一人きりになる時間ができた。
すかさず立って、両腕を上にあげ、曲げながら、脇に持ってきてパワーのポーズでリラックス&口角あげて笑顔になって、チャージした。三回やるとかなり落ち着いてきた。係の人が迎えに来たのはそんな時だった。

面接が始まった。所属と氏名を伝え、面接官の質問を待つ。
「管理職をどのように理解していますか」
えっ、論文の要約とか説明を最初にするんじゃないの?、と想定外の展開にちょっと驚いたが、リラックスして面接に臨んでいた私は、うろたえることもなく、考えを答えた。
(理解が誤り、または浅はかだったかもしれないが、落ち着いて答えたと思える自分を、まずは褒めたい)

その後めざす職種志向、管理職としての心構えがすでにあるかを試すような質問や、続き、「そのレベル感では自分の現在の世界を基準にしていて、管理職とはいいがたいね」などど耳の痛いコメントをいただいた。
質疑応答へのそれぞれの反応から、丁寧に面接官が自分と向き合ってくれているのを感じた。

論文の内容は「人材の価値を高める」という視点で書いていた。
私なりには論点のチャンクを上げて、技術や営業といった個々の要素よりも、従業員が自尊感情を高め成長する環境をつくることにポイントをおいた。
そのため、人事の方々からみればかなり興味深いテーマとして、関心を持ってもらえたようだった。ネガティブな考えが習慣化していく現状を私なりに解析していたが、そこへの手立てにあなたは何をやっていくのかということを聞かれた。そこで、NLPのトレーナーとなった経緯を話した。

管理職面接というよりも、NLPトレーナー売り込みになってしまった。
合否はともかく、自分のやりたいと思っていることの一つをアウトプットできた良い機会となった。

論文の下記フレーズは、人事でもある面接官に気に入っていただいたもの。
「仕事と学びが意図をもってつながる」

学びと成長は一生続きますね。

読んでくださってありがとうございました。 もしもサポートいただいたなら、明るいことや良い氣分の循環につながる活動に使います。