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DXの実現によるビジネスの拡大に向けた具体的アプローチ | ユニリタマガジン vol.67
こんにちは。
ユニリタマガジン編集部です。
ユニリタマガジンは、システム運用やデータ活用、ビジネスプロセスマネジメントなどに関する最新情報を中心に、"ITのいま"を伝える情報誌です。
前回に引き続き、12月に発行したユニリタマガジン vol.67の中から、
「DXの実現によるビジネスの拡大に向けた具体的アプローチ」
・製造業におけるDXの推進例
・DX推進最新事例
の2つの記事を紹介します。
1. 製造業におけるDXの推進例
DX推進の実情
DXというキーワードが注目を浴びて久しいですが、企業は、将来の成長、競争力強化のために、新たなビジネスモデルを創出する必要があります。そのためには新たなデジタル技術を活用して柔軟に変革(DX)することが重要です。
しかし、DXを推進するにあたり、DXと一口に言っても業務範囲は広く、手段もさまざまで、何から取り組むべきか困ってしまうことがあるのではないでしょうか。
今回の記事では、生産性の向上やコスト削減など、DX導入の効果が比較的顕著に表れる「製造業」を中心に、ユニリタがこれまで携わってきた実際のDX推進例を紹介します。
製造業が抱える課題
まず、製造業の課題とDXによる解決アプローチについてみていきましょう。
製造業の業績動向としてコロナ禍の影響も受け、製造業各企業の売上高、営業利益の今後3年間の見通しは減少傾向にあり、依然として先行き不透明な状況が続く厳しい状況に置かれています。
また、慢性的な課題として、
生産年齢人口の低下による若手の人材確保
ベテラン層の退職による知的資産の損失
設備の老朽化
など、多くの問題を抱えています。
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これらの課題のほかにも、近年顧客の求める価値が「モノ」(製品)から「コト」(サービス)へと移行してきており、将来を見据えた取り組みとして、ニーズを捉えるためにも顧客とより接点を持つことが求められています。
製造業におけるDXのポイントと推進例
このような課題に対し、企業がDXの推進を図るためには、その活動全体が「イノベーションによる価値創造」への取り組みと理解し、以下のようなポイントを押さえたうえで活動する必要があります。
全社で取り組む
データを収集・活用した製造業務の効率化や見える化
部門間での連携による生産性向上
収集したデータを活用し新たな価値創造
こちらを踏まえて、今回、DXの推進例をより具体的にイメージできるよう、課題ごとに、デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションの3つのプロセスに分け、4つのケースにまとめ、以下の図に表しました。
この3つのプロセスとは、経済産業省が2020年12月に公開した「DXレポート2」で定義されています。
3つのプロセスと4つケースの課題ごとに推進するべき業務プロセスをお伝えしています。皆さんのもつ課題と照らし合わせ、解決に向けたヒントとなれば幸いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1674119323905-6SUpqf06bW.png?width=1200)
また、今回の記事、および各ケースの詳細な説明資料を、ユニリタが提供するIT情報メディアサイト「idearu」にて公開しています。ぜひご覧ください。
製造業におけるDXの推進例
ケース1 生産年齢人口減少による人手不足
中小製造業において人手不足が生む3つの課題とは?
ケース2 アフターサービス領域
製造業のアフターサービスにおけるDXの課題と対応策
ケース3 自社製品を直接顧客に販売
製造業が自社製品を直接売るには?
ケース4 サービス化への取り組み
製造業のサービス化の重要性や取り組み事例を解説
2. DX推進最新事例
京葉ガス情報システム株式会社様
続いては、ユニリタのグループ会社である株式会社ビーエスピーソリューションズが手がけた顧客体験(CX)価値の向上を目的としたDXの最新事例として、京葉ガス情報システム様のDX推進プロジェクトにおける取り組みを紹介します。
事業やグループごとに管理していた顧客情報を統合し、顧客接点対応を軸に最適化を推進し、データ統合基盤を実現し、その結果、販売・修理・サポート契約の情報がお客様を中心に紐づけられるようになり、お客様の状況に合わせたアプローチが可能となり、業務効率化につながる事例となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1674119556447-8yFBJYs7qW.png?width=1200)
ユニリタマガジン vol.67でも概要を紹介していますが、より詳しい情報はビーエスピーソリューションズにWebサイトに公開していますので、こちらをご覧ください。
今回ご紹介する内容は以上となります。
次回は2月に発行を予定しているユニリタマガジンvol.68について、ご紹介します。
ご期待ください。