【前編】時代とともに変わる顧客アプローチ
こんにちは、
株式会社ザ・コードの西村です。
いつもメルマガを読んでいただき、
ありがとうございます。
昨日のメルマガでは19世紀アメリカから、
マーケティングという概念が誕生したことを、
お伝えさせていただきました。
本日のメルマガでは、
・ただ歴史ではなくマーケティングが、
時代とともにどのように変わったのか?
・それに伴い顧客へのアプローチ方法が、
どのように変わっていったのか?
4つの段階に分けて具体的に解説します。
書き起こしたら3500文字を超える、
大ボリュームになったので、
前編、後編に分けてお届けさせて頂きます。
ぜひ、 最後までお付き合いください。
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マーケティング1.0
製品中心の時代 (1900~1960年代)
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20世紀初頭、電力の普及により、
大量生産の時代が到来しました。
「良い製品を作れば売れる」
これが、 当時の常識でした。
人々はより良い製品を、
作ることに情熱を注ぎ。
企業は大量生産によって
コストを削減。
そしてより多くの人に
商品を届けることに
力を注いでいました。
まさに、「モノづくりこそ正義」
そんな時代でした。
そしてこの時代にあの伝説の車、
フォード・モデルTが、
1908年に発売されました。
富裕層しか所有できなった自動車を、
低価格で生産することに成功して、
一般の人々でも購入できるようになりました。
他にも世界中で愛される、
あのコカ・コーラも1886年に誕生しました。
当時薬剤師だったジョン・ペンバートン氏が、
頭痛や消化不良の薬として開発したことが、
始まりだと言われています。
大量生産・大量消費を象徴する、
商品がサービスが次々と誕生した時代。
企業は良い製品を作ることに集中。
マーケティングはそれを、
いかに多くの人に伝えるかに、
重点が置かれていました。
まさに、製品中心の時代と言えますね。
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マーケティング2.0
顧客中心の時代 (1970~1980年代)
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時代は常に変化していくもの。
良い製品を作れば売れるという、
モノづくり中心の時代から、
少しずつ変わっていきます。
たしかに大量生産によって、
人々の生活は豊かになり、
世界は大きく発展しました。
高度経済成長を遂げた日本でも、
人々の価値観も、
少しずつ変化していきました。
「良い製品」は当たり前。
人々はより高い「顧客満足度」を、
求めるようになっていったのです。
しかし、世界を震撼させた、
あの出来事が全てを、
変えてしまったんです。
オイルショックです。
モノの値段が上がり、
人々の生活は苦しくなりました。
そんな時代の消費者は、
・本当に必要なもの
・価値のあるもの
だけをより慎重に選ぶように、
なっていったのです。
では、この時代に大ヒットした商品を、
あなたは覚えていますか?
まずはソニーのウォークマンです。
いつでもどこでも音楽を楽しみたい
という若者のニーズを捉え、
爆発的なヒットを記録しました。
他にもあのゲーム機もありますね。
そうです。
任天堂のファミリーコンピュータも、
大ヒットでした。
家族みんなで楽しめる
ゲーム機として多くの家庭に
浸透していきました。
まさに顧客をニーズを中心に考え、
商品やサービスを展開していく、
顧客中心時代と言えますね。
いかがでしたでしょうか?
本日はマーケティング1.0から
マーケティング2.0までを、
お伝えしました。
時代は良い製品を作る時代から、
顧客を満足させる時代へ。
企業は顧客の声に耳を傾け、
顧客との良好な関係を築くことが
求められるようになっていった。
そんなことをご理解頂けたかと思います。
次回は、インターネットの登場により、
マーケティングがどのように進化したのか?
お伝えします。
いよいよ、現代に近づいていきます。
ぜひ、明日の後編もご覧頂ければ幸いです。
何かご不明な点がございましたら、
お気軽にご連絡ください。
本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。
株式会社ザ・コード 西村
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『第2の収入の柱をすぐに、
構築していただける形で、
個人や中小企業の経営者に届ける』
西村 尚紘(西村 尚紘)
マーケティング事業部マネージャー
座右の銘:
『成功しても気を抜かない、
失敗してもあきらめない』
<プロフィール>
・愛媛県出身|東京都在住|26歳
・セールスライター、プロモーター
・企画から集客、販売、ナビゲーター、
セミナーセールス、講座運営まで全てを経験
・社内リソースの育成、
スケジュール管理などディレクター業務を経験
・業界歴3年、数千万円の新規事業立ち上げ
・消防→借金300万円→独立→現在
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P.S:
以下にそれぞれの特徴などを、
まとめておきますね。
何かメモや理解を深めるために、
ご活用頂けますと幸いです。
マーケティング1.0
製品中心の時代 (1900~1960年代)
キーワード:
大量生産、大量消費、製品管理
目的:
コストを抑えて製品を作り、
多くの人に販売すること
特徴:
良いものを作って伝えれば売れるという考え方
代表的な商品・事例:
フォード・モデルT
コカ・コーラ
マーケティング2.0
顧客中心の時代 (1970~1980年代)
キーワード:
消費者志向、顧客満足、顧客管理
目的:
顧客を満足させ、つなぎとめること
特徴:
顧客ニーズを捉え、
顧客との良好な関係を築くことが重要
代表的な商品・事例:
ウォークマン
ファミリーコンピュータ