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横尾さんの昔の本と別世界と

 横尾忠則さんの昔読んだ著作でこういうくだりがあったかと思います。
 亡くなって暫くたつ友達から霊能者を通じて連絡があり、最後のお別れの挨拶をしたい、という旨で横尾はコンタクトしてきた言葉をおろせる霊能者と会うことになった。
 その友達は、向こうでひと段落して落ち着き、次回の地上生の準備のために横尾さんとお付き合いしていた頃の人格はもうなくなるのだ、(再編成されてまっさらになるのだろう)それで挨拶に来た と。そして昔話やあれやこれの話をし、「横尾さん、さようなら、ありがとう」と。
 横尾は涙がとめどなく流れたのだったとおもうけれど、読んだわたしも琴線に触れてしまいしばし。

 横尾さんは別世界との敷居が低い人だ。わし程あの世にロマンチックなイメージを抱いているものはないだろうと話していたような。
 「私と直感と宇宙人」(文春文庫)のあとがきで当時コンタクティを通じ交流のあった金星人が何名か登場するのだが、その人柄の愛くるしいことといったらこの上ない。私たちより遥かに聡明であるにもかかわらず無垢な子供のようにすぐ感激感涙しちゃうし、なに、この金星の人達って(笑)。バシャールやプレアデス星系の人よりも段違い文句なしで、みてるこっちが耐えられなくレベルで存在の響きそのものが愛くるしい感じ。
 この本の中では横尾は夜空に向けて愛の想いを発信する。すると視線を向けたその空域に金星のUFOは物質次元の感覚器官でとらえられるよう波動調整をし現れる(横尾にしか見えないようにするとかは朝飯前)。金星人の愛の放射は大らか宇宙的で、そのとき、横尾のこころは広がりまるで恋に落ちるかの模様だったようだ。

 金星のキリさん、サッシュエさん(確か)、お会いしてみたいなあ。

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