タウシュベツの苔。

ワサワサで、なんだかヒグマの毛皮を想像してしまう。

樹海の木々は、当たり前のように苔と共生している。

そっと触ってみると。
硬くて長い。ワサワサだ。
苔というと、しっとりと滑らかな肌触りをイメージしてしまうが。
まるで獣の毛皮のようだ。

ずっと昔からここにある、この森のストーリーを感じさせるような、荒々しさ。