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元教員として思う『この活動はよかったな~』と感じたUNIBOフリースクールでの活動。

こんにちは!UNIBOの瀧本です。
「師走」という言葉を身に染みて感じる今日この頃。。。
毎日名古屋-豊田間を往復する日々を送っています。

UNIBOフリースクールが開校して約1年。
【デジタル教育】という観点でこれまで様々な活動に取り組んできました。
その中でも、元小学校の教員として、
もう一度教員に戻ったら、授業でやりたいな!
と感じた活動を紹介します♪

コンテンツ:AI活用

UNIBOでは、プロのクリエイターが仕事で使用する様々なソフトを使用できます。
代表格として、adobeソフト。
・イラストデザインツールのillustrator
・写真のレタッチ(加工)といえばPhotoshop
・プロのテレビカメラマンも使用するPremire pro
・モーショングラフィックスをはじめとしたアニメーション制作のAfter Effect
これらのソフトを、フリースクールの児童生徒も使いこなし、様々な作品を創作しています。

そんなadobeが出しているアプリケーションの一つとしてFireflyというのもあります。

端的にいえば、指示した内容をもとに画像生成をする、という話題の画像生成AIです。
※使用には、adobeのアカウントが必要です。

チャレンジ1:「猫」の画像(ただし写真風)を生成しよう!

プロンプトに、「猫」「写真風」「リアル」と打ち込んでみました。その結果が、、、

プロンプト:猫。写真風。リアル。

なかなか良いですね!

チャレンジ2:「猫に小判」を画像として生成しよう!

次の課題です。
「猫に小判」ということわざがありますね。
これをイラストで表現してみましょう!結果は。。。
なかなか難しいのでは?(笑)
猫に小判をイメージするために、瀧本が頑張って生成させた画像はこちら。

プロンプト:猫をベースにした生き物。白。額には日本で江戸時代に使われていたお金が輝いている。お金の形は円形ではなく縦に長い楕円形。横に縞模様が入っている。

ポケモンのニャースをイメージして、プロンプトを打ち込んでみました。結構頑張ったと思います💦
ちなみに、「猫に小判」と一緒に使われることわざ「豚に真珠」を生成すると、、、

プロンプト:豚に真珠

豚に真珠だ!!
「小判」という言葉をAIが認識できなかったので、以下に「小判」という言葉を使わずに「小判」を表現するかが、肝のようですね!

…あれ、これうまく使えば、物事の特徴を掴んだり(観察力)、それを表現する力(表現力)を養えるのでは。。。

最終チャレンジ:「シマエナガ」の画像を生成しよう!

皆さんは、「シマエナガ」という生き物ご存じでしょうか?
数年前からSNSで話題沸騰中で、「雪の妖精」なんで言われるかわいらしい鳥です。

これ、画像生成AIで「シマエナガ」と入力すると、、、

なぜか風景画像が生成されました(´;ω;`)
ということは、「シマエナガ」を表現するには「シマエナガ」という言葉を使わずに「シマエナガ」を表現する必要があるということですね。

特徴をつかむということ

例えば、小学校3年生になると、理科の授業が始まります。
どの教科書でも、多くの場合が最初は「生き物(動植物)」を扱う単元で、「色」「形」「大きさ」の3つの視点から、動植物を観察する授業を行います。

瀧本が教員時代、理科で「ヒマワリ」の観察をした授業の様子

「ヒマワリ」といえば、多くの人の頭の中に黄色くて丸い、太陽のような花を思い浮かべるかと思います。
その花がまだ咲いていない!!(なぜならまだ6月。)なかで、当時この子たちは一生懸命観察してましたね。
ただ漠然と観察するのではなく、「色は?」「(葉の)形は?」「(葉の)大きさは?」などなど、観察の視点を与えると面白いように描き始め、その後別の生き物に移っても、「○色で、、、」「細長くて、、、」「私の手と同じくらいの大きさで、、、」と、お友達に伝えるために、特徴を掴んでいく生徒の様子を今でも覚えています。

私とあなたは違う。だから、相手に伝わるように表現する。

意識していないと、相手も同じ知識・経験・情報であると勝手に判断して、言葉を使いがち(表現しがち)ですよね。
で、伝わらないと相手に対して、「なんでわからないの?」とイライラする。
※決して、特定の誰かがいるわけではないですよ、、、!(焦)
けど、理解していない相手が悪いのではなくて、理解できるように相手に伝えていない自分も、責任はあると思います。
少し前、面談で上長に言われました。

『解像度を上げること!相手の解像度に合わせること!』

言葉を噛み砕き、相手の立場に立って、事実としての特徴を掴めるように観察する。
意識してもなかなかできないけど、とても大切なことだと思います。
この経験を、子どもたちにも伝えていきたいですね♪

UNIBOフリースクール|NIJINアカデミー愛知UNIBO校
瀧本