日本で買えないからこそ行くべき!タイ産カカオを使ったバンコクチョコレートショップめぐり
あまり知られていませんが、タイってカカオの生産地なのです。
タイでは北部で生産されるドイトンコーヒーが有名ですが、コーヒーの生産が盛んな地域ではカカオも作られていることが多いです。
コーヒーベルト=カカオベルト、と言ってもいいでしょう。
タイのカカオ生産量は非常に少ないですが、その分、タイ国内ではタイ産カカオを使ったチョコレート【Bean to bar(ビーントゥバー)】や、農園の運営からチョコレート【Farm to bar(ファームトゥバー)】のチョコレートショップがどんどん増えていっています。
タイのチョコレートはまずい・美味しくない・レベルが低いなんてもう昔の話です。
現在では、インターナショナルチョコレートアワード(ICA/International Chocolate Awards)やアカデミーオブチョコレート(AOC/Academy of Chocolate)など世界的なチョコレートアワードで受賞しているショコラティエもたくさんいます。
チョコレートはとてもデリケートな食べ物。
常夏の国から日本へ運ぶのはとても大変で、ブルーミングが起きたり、ボンボンはてっぺんが凹んだり…
タイには素晴らしいショコラティエがたくさんいるのに、日本で手に入れることは困難です。
ならば!現地でチョコレートショップ巡りして、タイカカオを満喫してみませんか?
バンコク市内の観光で立ち寄れる、タイ産カカオを使用したチョコレートショップやチョコレートドリンクを飲めるカフェをご紹介します。
KADKOKOA(ガートココア)
私がバンコクで最初に出会ったチョコレートショップです。
今は、日本に住む若い女の子が頑張って輸入しています。
なので、バーはそちらでご購入頂き、現地ではボンボンやチョコレートドリンク、ケーキを頂きましょう。
最近は事業拡大し、レストランも展開しています。
PARADAi CHOCOLATE(パラダイチョコレート)
パラダイも数々の賞を受賞しているチョコレートショップです。
とても洗練されたモールドやカラーリング、繊細な味わいが特徴です。
ガナッシュなどを包む外側のチョコレート・シェルが薄く均一に作られている所に技術の高さが伺えます。
おすすめはトムヤムのボンボンです。
レモングラスなどのハーブの風味が爽やかで、控えめな唐辛子がまろやかなガナッシュにとても合います。
ぜひ一度食べて頂きたい一粒です。
BTSスクンビットライン・National Studium駅すぐのバンコク芸術文化センター(BACC)内の店舗が行きやすくておすすめです。
PRIDI CACAO FEVER(プリディカカオフィーバー)
BTSスクンビットライン・プラカノン駅からバイタクに乗って10分ほど。
ちょっと行きにくい場所にあるのですが、とても美味しいオススメのチョコレートショップです。
オンラインショップをメインに、イベントやカフェで販売していますが、工房兼販売の直営店があります。
一粒が大きめのスナックバーやクッキーもあります。
カカオ60%以上のビターなハイカカオが苦手な人でも食べやすい味が多いのも特徴です。
おすすめはココナッツフレークがぎっしり入ったチョコレートです。
近くにあるカロコーヒーでも、常時こちらのチョコレートを購入することができますので、美味しいコーヒーと一緒にどうぞ。
⬇️KARO coffeeについてはこちら⬇️
Fair.chocolate(フェアーチョコレート)
ホテルの2階にあるチョコレートショップ。
バーとドリンクをメインに取り扱っています。
ここの面白いところは、タイ各産地の雨季・乾季それぞれ異なる収穫期のカカオを食べ比べできることです。
一枚のサイズも小さく、いくつか買ってお気に入りのものを見つけるのも楽しいです。
チョコレートのワークショップも行われていますので、インスタグラムやフェイスブックでチェックしてみて下さい。
DARQ Specialty Chocolate Bar(ダルクスペシャルティチョコレートバー)
こちら、ちょっと駅から離れててわかりにくいところにあるのですが、チョコレートドリンクがとっても美味しいオシャレカフェです。
チュンポーン産のチョコレートドリンクがシグネチャーメニューのように見受けました。
もしかしたらシーズナルメニューなのかもしれないので行ってからのお楽しみで。
チョコレートドリンクと大粒トリュフのセットがおすすめです。
CHO Bangkok coffee& craft chocolate(チョバンコクコーヒー&クラフトチョコレート)
MRTスクンビット駅からしばらく歩くと到着。
路面に面していないので少し場所が分かりにくくとても小さなお店ですが、日本語が上手なタイ人女性が経営しています。
タイ南部・マレーシアにごく近いヤラー県・ベートン地区で生産される酸味が少ないカカオにこだわっていて、日本人の口にも合うチョコレートを頂けます。
シグネチャーメニューのマッサマンホットチョコレートドリンクを頂きました。
ホットだからこそ際立つチョコレートの風味とスパイシーさが素晴らしいです。日本でも購入できるとのことですが、ソースを探し当てられませんでした。調査不足スミマセン💦商品ではなくチョコレートを輸入して日本で加工販売しているそうです。
「KOKODii(ココディー)」の「パートナーと食べる Night Cacao(ナイトカカオ)」にタイ・ヤラー県ベートン地区のカカオが使用されています。詳しくはリンクをご覧下さい。
コメントにて情報を頂きありがとうございました!
Tora choc(トラチョック)
MRTサームヨット駅からバイタクかタクシーで10分ほどの場所にあるオシャレなカフェです。
ビーントゥバー専門店ではありませんが、タイ産カカオを使ったチョコレートドリンクを頂けます。
シグネチャーメニューはチュンポーン産カカオのホットチョコレートドリンクですが、指定すればそのカカオを使って提供してくれます。
スイーツもとても美味しくて、ドリンクに合うスイーツをおすすめしてくれます。
私が行った時にはサービスで菊花茶を出してくれました。
このハーブティーは店頭でも購入することができますよ。
Black Magic Specialty Coffee(ブラックマジックスペシャルティコーヒー)
BTSスクンビットラインの終点、クーコットに新しく出来たカフェです。
正確にはバンコク近郊とは言えないのですが、スクンビットラインで行ける場所として掲載しておきます。
こちらでは、先にご紹介した【fair. chocolate】のビーントゥバーを使ったチョコレートドリンクを飲むことができ、3種類のビーントゥバーから選べます。
ペストリーも充実していて、雰囲気も抜群に良いカフェ!
正直、クーコット駅周辺には見所が少ないのですが、金運上昇にご利益抜群と評判の高いワットサーイマイもありますので合わせてどうぞ。
バリスタのおにーちゃんがいい味出してます。
きっとコーヒーもおいしいに違いない。
Choc-a-dii(チョッカディー)
BTSスクンビットライン・セナニコム駅からバイタクで7分くらいのところにある【チョッカディー】
ちょっと奥まっていて分かりにくいので見逃さないように。
こちらもタイ各地のカカオドリンクやバーを頂くことができます。
事前に好みの味、苦手な味を伝えるとおすすめを試食させてくれます。
私は酸味があるフレーバーが得意では無いので、スラターニー産を選びました。
お庭もあって良い季節なら外で頂いてもいいですね。
ここは閉店時間が16:00と早いのでご注意を!
MIDNIGHT MADNESS
【ミッドナイトマッドネス】はコロナ前には実店舗があったのですが、いったん閉店し、配達のみとしてバーンカピで営業再開しました。
とても可愛らしい女性が、タイ産カカオを使ったチョコレートドリンクやクッキーを販売しています。
バンコク中心部に宿泊していても、ホテルへ配達してくれるならお土産用に購入するのもアリ。
チョコレートドリンクの容器もとてもおしゃれでモダンなデザインです。
facebookのメッセンジャーからオーダーすることができます。
Matchima Chocolate
かわいいだけじゃないAOC受賞チョコレートもある実力派の【Matchima Chocolate】は育成から商品まで一貫して行うツリートゥバーカカオ専門店です。
お店や店員さんも、お店のキャラクター、全部まとめて本当かわいくてときめきます!
最寄駅はイエローライン・チョークチャイ4駅ですがだいぶ離れているのでタクシーで移動するのがおすすめ。
持って帰りたいけどどうしよう?
そうですよね。
チョコレートショップに立ち寄った後にまだスケジュールが控えてることが多いですから、持ち歩いてる間に溶けてしまったら元も子もないですよね。
しかし!
この沈黙の3年間を経て、チョコレートショップもバンコク市内ならデリバリーOKになったところがほとんどです。
ぜひ、自分の泊まっているホテルに配送可能か聞いてみて下さい。