少しの工夫で海外での長期滞在を快適にする
会社の厚意に甘えて、年に2回・3週間ほど仕事をしながらバンコクの大学や図書館・学会の公開講座に参加させてもらっています。
長期滞在なのでエアビーでコンドミニアムを借りるか、郊外の格安ホテルに宿泊するのですが、基本必要最低限のものしか置いていません。
ほぼ一か月の滞在ともなると、だんだんと無機質な部屋に疲れてきます。
やっぱ生活感て大事。
そこで、長期滞在を少しでも快適にするためにやっていることをご紹介しようと思います。
花を飾る
これは以前いた会社で、長期出張が多い先輩に教えてもらった技です。
使用済みのペットボトルにさしてるだけですけど、有ると無いとでは部屋の雰囲気が全然違います。
そこらじゅうに鮮やかな花が咲いているタイ。
ところがホテルに戻ったとたん、急に味気なくなるんですよね。
好きな事を学んでいるとは言えど、毎回いいことばかりじゃなくて、上手く伝えきれなかったり話の輪に入れなかったりすると悔しい気持ちになることもあります。
仕事だって場所が変わったからと言って、上手く行く日もあれば反省する日もあるわけで。
そんな時に目に付く所にお花があると、なんだか心も和らいで、過ぎたことを引きずってもしゃーないなって気持ちになります。
何故かお花屋さんが少ないバンコク。
MRTサームヤーン駅近くの決まったお花屋さんに買いに行くので常連です。
時々花束を作った後の余りをサービスで付けてくれたりします。
そういうやり取りも込みで、部屋にお花を飾るのが習慣になっています。
絵を描く
毎回仕事用の筆記用具の他に、色鉛筆と水溶性のクレヨンを少しだけ持って行きます。
そして、マルマンのミニチュアサイズのスケッチブック。
これは定番品ではないので、リフィルは自宅にたくさん用意しています。
このサイズがちょうど良くって、20分もあれば一枚仕上げられるんです。
これ以上大きいとガチな作品になってしまうし、小さいと満足度が低い。
これで何の効果があるんや?というと、あえて無心になる時間を作ることが目的です。
街や寺院で見かけた風景を、限られた材料で工夫しながら絵を仕上げる作業はとてもエキサイティングです。
例えば、ソンクラーンの時期は寺院に砂山があるのですが、砂を少しだけ分けてもらって水のりで砂を固定し、トイレットペーパーで花を作ってみたり。
バンコクで仕事をしながら勉強していると、時差があるので平日は朝6時から夜8時までずっと何かを考えていることになります。
ジワジワとダメージが蓄積されてきて、滞在中盤くらいからだんだんしんどくなってきます。
私にとって絵を描くことは一旦頭の中を空っぽにする瞑想タイム。
描いた絵は花と同じく彩りのために、滞在中はマステで壁に貼っておきます。
帰国後思い出を振り返るのにもいいです。
別にコワーキングスペースを使って環境を変えてもいいんですけど、フリーアドレスを使うリスクや、わざわざ仕事のためにお金払ってまで移動するのが面倒。
そういう訳で部屋の環境を少しでも変えることで心地よく長期滞在できる工夫をしています。
誰かの参考になれば嬉しいです。