気づいたら目の前に板があった。これはスマホというらしい。

気づいたら目の前に板があった。これはスマホというらしい。この板の中では、色彩豊かな映像が動いているが、なんだこれは、不思議だ。

私は椅子に座っていて、眼の前に机があったので、そこに板を置いて、動いている動画を眺めていた。やはり不思議な光景だ。

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というのは半分冗談ですが、半分本当の出来事です。動画を見ていたんですが、疲れていたので、なんだこれはと思いました。疲労で注意力が散漫になっているので、スマホに焦点が当たらなくなって視界のピントがぼやけるときがあるんです。そうすると、机の上にノートと本が乗っている景色の中に異質な動きをしている板があって、デジタルの画面でツルツルと人が喋っているのが突然不思議に感じてきて、こんなふうになってるのが理解できないなと思いました。

そう考えると、やはりここに私が生きていて、向こうの部屋に行くとペットの鳥が私を見つめてくれるのも不思議だし、私が今叩くと文字が出てくるものを叩いている感覚を感じているのも不思議だなと思えてきます。この世界は不思議です。センス・オブ・ワンダーに溢れています。