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3ヶ月ぶりのカルボプラチン!
ヘッダー画像は抗がん剤直後に食べたフレッシュネスバーガーです。
明日から始まるグラフォアを使用した期間限定メニューが気になるところです。
9月の第1週以来の、2回目のカルボプラチンとキイトルーダを打ってきました!
調べてみてもカルボプラチン+キイトルーダのコンビで投与されるパターンが思いの外多くはなさそうでしたので、個人的な備忘録を残したいと思います。
本来なら3週間に1回キイトルーダ+カルボプラチン+パクリタキセルを4回/毎週パクリタキセルを12回投与する予定でしたが、下記の通りパクリタキセルを打つ度に薬疹が出るのでパクリタキセルは3回打って終わりになりました。
これまでの抗がん剤投与記録。
9月3日 パクリタキセル、キイトルーダ、カルボプラチン
9月10日 パクリタキセル
→5日後に薬疹出現、9月31日まで緊急入院
10月22日 パクリタキセル
→投与数時間後に高熱、湿疹、嘔吐出現
最初の薬疹ではキイトルーダが原因じゃないかと疑われていました。
しかし、上記の抗がん剤スケジュールの後、11月半ばにキイトルーダを単体投与し、今の今までアレルギーらしき反応は起きていないことを確認。晴れてキイトルーダは再度投与されることになりました。(そのためパクリタキセルはOUT)
パクリタキセルで薬疹が出た時に皮膚科の先生に「なんとかしてパクリタキセルを続けられないものなんですかね〜?」と世間話程度に聞いてみると、
「今後パクリタキセルを打ち続けると一回目の重篤な薬疹(首から下が蕁麻疹で真っ赤、40度の高熱)よりも酷くなる可能性はある」と伝えられた上で「場合によってはパクリタキセルを投与する量を減らすなど調整したら何とかなる可能性も・・・」と言われていたこともあり、その可能性に縋ってパクリタキセルの続投に期待していたのですが、残念ながら願い叶わずでした。でも、何度もパクリタキセルを打っては薬疹を起こし、その都度半月治療が遅れている状況なので、主治医の先生の「もうパクリタキセルは打たない」という判断もよくわかります。
アレルギーがあると分かっている人にパクリタキセルを打つことは効率的ではないし、確実性もないよね。
そんな経緯を経て、今月からの抗がん剤治療はカルボプラチン+キイトルーダのコンボになりました。
キイトルーダは抗がん剤ではなく免疫チェックポイント阻害剤に該当するため、2月までは3週間に1回実質カルボプラチンという名の抗がん剤一本で戦っていくことになります。
ステージIVで既に首まで癌が飛んでる身からするともうヒヤヒヤ!綱渡り状態。痛いところがあると常に転移を疑ってしまう日々。ただ、焦ってもこの「3週間に1回」の治療スケジュールが早まるわけでも、早く治療の日になるわけでもないので、明日からも大人しく平日は仕事、週末は友人や家族と美味しいものを食べて過ごす予定です。
主治医の先生が「抗がん剤前の血液検査の数値は追っています。数値が異常な時にはCTを撮るなりしましょう」と言っていたので、その言葉を信じて、何も言われなければ何も無いと思うことにしています。今回も特に何も言われなかったので、まあ、きっと大丈夫なんでしょう。
今日、抗がん剤を打つ前に主治医の先生に下記の2点を相談してみました。
(下記はあくまでも私のケースが前提の話です)
Q.薬疹諸々のせいで抗がん剤の間隔がかなり空いてしまったので、その期間に転移が進んでいないかどうかが不安です。
→
A.抗がん剤投与の期間が空いたといっても治療を中断したわけではなくて抗がん剤を打ち続けているし、薬は身体に入っているので大丈夫。
Q.癌がある左胸だけじゃなく、右胸と右の鎖骨も痛いような気がします。
今日の血液検査の結果から、癌が転移している可能性はありますか?
→
A.その痛みは癌ではないと思われます。
現状、右の鎖骨まで転移するとは考えにくいです。
なるほど、なるほど・・・。
あくまでも主治医の先生の中では「薬疹で治療は遅れているものの、完全に抗がん剤を中断したわけじゃないから大丈夫」という考えなのね。良かった〜!
でも、仮に今回の疑問の答えが上記のものと真逆のものだったとしても、できることは「カルボプラチンとキイトルーダを3週間に1回打ち続けること」しかないので、主治医の先生が意図しても意図せずとも真逆の答えを私に掛けてくださっていたとしても、ここはもう「あの時やる気を落とさないように、優しい嘘を言ってくださってありがとうございます」と思うことにします。
病院はサービス業ではない故に、患者のためにそんな嘘をつく必要はないと思うので、本当の話なんだろうとは思いますが。お医者さんは言い難い内容も含めて、素人では判断がつかない事実だけを伝えることがお仕事なのかと思っています。
(第一回・キイトルーダとパクリタキセルのどちらがアレルギー?!問題が勃発した際に「パクリタキセルに替えがないなら、キイトルーダがアレルギーで使えない方がラッキーだったりします?」と質問した時に黙ってしまった嘘がつけない主治医の先生です)
(後日キイトルーダを再投与できるとわかった瞬間に「キイトルーダを投与すると予後が全然違う!」と興奮しながら話されていました)
(素人の自分が調べてたどり着いたキイトルーダの予後に関しての話ですが、臨床試験で5年生存率が約2倍上がるという結果が出たようですね)
そんなこんなで本日はキイトルーダ30分+アレルギー対策の点滴(投与時間失念)+カルボプラチン45分+生理食塩水5分というスケジュールで治療を受けてきました。
結論、パクリタキセルがないだけで気分は天国!
そりゃあ血管の中に刺さった点滴の針先には違和感があって、どこか痛いような感覚はあるから「無痛で〜す」とは言えないけど。気分はもう天国。
比較対象の毎回打っていたパクリタキセルは投与後、仰向けで眠っていると呼吸が浅くなり、首や額を冷やす冷却グッズは30分もせずに温くなるほど体温は上がるし、看護師さんが心配するほど汗が噴き出すし・・・地獄だったので尚更。
パクリタキセルで困っていたことが一切起きない!
アレルギー対策の点滴投与後、静脈麻酔を打たれていた時のようにスヤスヤうとうと心地よく眠れる!!すごい!変な汗も出ない!息苦しさもない!気がついたらキイトルーダが始まって、アレルギー対策の点滴でふわふわして眠っていたら生理食塩水で終わり!
抗がん剤を早く身体の外に出したい!と思い、意識があるうちに水をがぶ飲みしていたので途中トイレには行きましたが、尿意を感じるまでは何の心配もなく、ずっとふわふわと眠っていられて幸せでした。
地味に血管痛はありますが・・・。
ここは最近サボりがちだった筋トレを再スタートさせて血管を鍛えたいと思います。
今のところキイトルーダ+カルボプラチン投与で大きな副作用は出ていません。
ただ、これはアレルギー対策の点滴のおかげなのかなとも思っています。
仕事の時に何かしら支障が出たら困るので、左胸の痛み止め・吐き気止めの薬を出していただけないか相談して、薬を処方していただいて帰ってきました。
吐き気止めは3種類(内1つは2週間分)処方していただきました。吐き気止めにこんなに種類があるのかと驚き。とは言え、カルボプラチンはパクリタキセルよりも吐き気を感じることが多いようなので、本当に助かります。
痛み止めはロキソプロフェンを処方して頂きました。
ロキソプロフェンは痛みを感じる都度服用してもあまり効果を感じられなかったため、一段階上の薬を試してみたいと申し出をしてみましたが、一段階上の薬は効果が強すぎるという理由でお流れになりました。ロキソプロフェンは継続して服用することで痛み止めとして効果が期待できるらしいです。そのため、飲む頻度を増やして引き続きロキソプロフェンにお世話になります。
ロキソプロフェンの一段階上の痛み止めの薬は、脳の痛みを感じ取る部分への影響が大きいらしく、痛みを抑えられる代わりに1週間ほど体調が優れなくなるんだとか。処方しても指示通りの日にち分飲み切れずに断念される方も多いんだとか・・・。仕事復帰した人には到底勧められる薬ではないようで、メリット・デメリットのお話を伺った上で怖すぎて見送りました。でも、仕事に復帰していなかったら怖いもの見たさで試していた可能性は大です。(笑)
明日も無理がない程度に3種類の吐き気止めと痛み止めを飲みながら業務をやっていきたいと思います。
週末は専門学生時代の友人たちと美味しい焼き鳥を食べに行く予定なので、お仕事を休まずに体調を整えながら過ごしていきたい!