豪華絢爛なバルセロナ市庁舎
先週末はバルセロナの守護聖人エウラリアをお祝いする聖エウラリア祭。
旧市街では様々なセレモニーやパレード、その他イベントが行われどこも賑わっていました。
去年は巨大人形のパレードなどを楽しみました。
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去年いろいろなお祭りに行ってみて、どれも大体同じような内容なのが分かった今年は、バルセロナ市庁舎の無料開放に。
市庁舎は大聖堂からそう遠くない旧市街の真ん中に位置しています。入口は正面右の路地を少し入った14世紀に建てられたゴシック建築の門から。
現在のSanta Jaume広場側にある正面玄関は19世紀に増築されたものだそうです。
中庭のすぐ脇の階段を上がっていくと、黒の大理石が印象的な厳かなホール。カタルーニャ州の伝統が描かれた壁画が壁一面に。
Salo de les Croniquesというサロンに足を踏み入れるとニューヨークのロックフェラー・センターの壁画を手掛けたJosep Maria Sertの見事な壁画が一面に広がります。
バルセロナ近郊のVicの大聖堂の壁画も手掛けていますがそちらも息を呑むほど見事でした。
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色はあまり使わず白黒に近い色彩でとってもパワフルな筆使い。光と影で不思議と彫刻のように立体的に見えるのが彼の特徴。
現在の市長室も公開されていてびっくり!ちゃんとガードが一人付いていますが、写真は取り放題。
市長のデスクの前にはなんとミロの絵画!普段は一般公開されていないだろう作品なので貴重です。
市長室からつながっている現在市議会が行われている議場。こちらは19世紀に拡張した新しい部分です。コンパクトですが見事。
その向いは14世紀に建てられた「100人評議会」(Consell de Cent)と呼ばれるが100人の市議が集まった議場。Consell de Centはバルセロナの通りの名前になっていたりよく聞きます。とにかく見事なホール。
ちょうど中世の恰好をした俳優が昔の様子を再現していました。カタルーニャ語なのでちょっとだけ見て次へ。
中庭や回廊も中世の雰囲気が満載で美しいです。
中庭1階部分にはミロをはじめ著名なアーティストのブロンズ像などが点在していました。
たくさんの部屋がありますが、それぞれの部屋の壁や天井は異なるアーティストによって描かれていて、それぞ雰囲気が異なるのが面白いです。
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