サンセバスチャンの新市街でピンチョス巡り!
サンセバスチャン旧市街のピンチョス・バルは前回、前半と後半に分けてお伝えしました。
旧市街のバルは観光客料金と思われるところが多かったので、新市街に移動してみました。
一軒行きたいところがあったのですが、行ってみるとなんと長期の春休みでお休み!仕方なく他のお店へ…
La Espiga
地元のブロガーや地元紙に掲載されていたお店。なんでもこのお店は1928年から続く老舗で、確かな証拠はないものの1920年代にピンチョスを考案したバルとして一番有力なのだそう。
グーグル・マップのレビューの平均があまり良くないので、いくつかレビューを読んでみると観光客が「もうちょっと笑顔で接するべき」とか「対応が良くない、不親切」と書いていました。スペインでは笑顔がないのが普通だし、不親切も結構普通…味が原因でないのが分かったので行ってみました。結局ここは美味しかったので2回行きました。
カウンターにずらりと並ぶピンチョス。どれも美味しそう!
一回目はちょっと早かったので温かいピンチョスはまだとのことでした。
ここでの一番人気が冷たいピンチョスのアンチョビの上に刻みタマネギをたっぷり載せたもの(€2.20、写真左)。それと卵とエビにマヨのピンチョス(€2.20)にしました。Zurito(ビール小、€1.40)と。
1回目は聞かれなかったのですが、2回目はウスターソース(イギリスのもの)をかけるかと聞かれるのでかけてもらいました。アンチョビのしょっぱさが玉ねぎのサッパリさで中和されて美味しい!特にちょっと酸味のあるウスターソースと合います。
エビマヨも美味しかったですが、やっぱり目玉が際立って美味しいです。
2回目はお昼の温かいピンチョスを出している時間に行きました。ここも温かいものはある程度のまとめて作って持ってきます。
Gamba(エビ)と名物らしいTxorreraというピンチョスを頼んでみました(それぞれ€2.20)。
サクッふわっと揚がって熱々の海老は美味♪
Txorreraはテトラポットみたいに楊枝が3本も刺さっています。
中は卵とハムでした。海老の方が格段に美味しいです。
Milanesaというのを頼んでいるお客さんもも結構いました。どんどんオーダーが入り店員はホント忙しそう。サービスが良くないとレビューにありましたが、手際はとっても良いです。
新市街の商店が集まるエリアのど真ん中にあるお店ですが、観光客はほぼゼロ。地元民で賑わっていました。
Mesón Martín
ここも地元民のオススメで載っていた店。朝にふらっと覗いてみるとちょうどピンチョスを奥からどんどん出してきていたので、コーヒーとともに朝食代わりにつまんでみました。
ここは目玉が分からなかったのですが、セレクションを見ると、揚げ物などに混じって、串に刺さった魚介のマリネがいくつかありました。
名物は魚介のマリネに違いないと思い、タコを頼んでみました(€2.50)。
このタコが美味しかった!タコは茹ですぎでフカフカみたいなところもスペインであるのですが、ここのはそんなこともなくプリッとした食感。ビネガーもサッパリして美味しいです。
そしてバスクでお馴染みのPimiento relleno de bacalaoというパプリカに鱈をペースト状にして詰めた品を揚げたピンチョス(€2.50)。
奥から出てきたばかりなので熱々かと思いきや少し冷めていました。これは普通に美味しかったです。
番外編ーLa Tortilla del Zabaleta Plaza Gipuzkoa
最後にピンチョスではないですが、Ogi Berriというベーカリー内にあるカフェで、トルティーヤを売っていておすすめと読んだので朝食に行ってみました。
あったのはスタンダードなじゃがいもと玉ねぎのトルティーヤのみ。美味しかったですが、もうちょっとトロリとしたほうが個人的には好きです。
ここはコーヒーが美味しく、雰囲気ものんびりできそうで良かったです。こういう感じの広々としていてコーヒが高くないところがバルセロナにはなかなかないので、バルセロナにあったら絶対通ってしまうようなカフェです。
サンセバスチャンのピンチョス・バル巡りを終えて
旧市街の有名なバルは大体観光客料金のところも多く、地元民がほぼいないようなところも。味も値段の割には普通のところが多かったです。旧市街・新市街と行ってみて、新市街のほうが地元の人たちが多く、値段もお手頃のところが多いです。
ただ、旧市街は古い町並みのバルがひしめき合ったところでハシゴをするのが醍醐味。一泊だと難しいかもしれませんが、初めてのサンセバスチャンであれば旧市街のバルを中心として新市街などの他の地区のバルにも何軒か行くのが良さそうです。ちなみに私がまた2回目行くのであれば旧市街はほぼスキップとなりそうです。
1泊延長してもっと新市街やその他のエリアでピンチョス・バルの開拓も考えましたが、量はそれほど食べていないのにすでに胃もたれ気味だったので2泊で断念。またオフシーズンにリベンジしたいです。
この次は、サンセバスチャンから日帰りで行けるオンダリビアです。
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