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地元民で賑わうバルセロネータの老舗バル、 Bar Electricitat

バルセロナの旧市街から近い海沿いにあるバルセロネータ地区。

海沿いの通りは観光客目当てのレストランやバルが多いですが、ちょっと中に入ると地元の人が行くような老舗もいくつかあります。元々は労働者階級の住宅街で高級なお店はあまりありませんが、近所の人がふらっと行くようなカジュアルなバルがちらほら。

その一つがBar Electricitat。1908年に開業し、100年以上の歴史を誇る老舗です。

外観も内装も開業当時とほぼ変わらず、カタルーニャの建築遺産に指定されています。 バルセロネータ地区に電気を供給していた発電機が建物にあったことから、Electricitatという名がついたそう。

行ってみると外に何組か並んでいました。待っている間バルの立ち飲み利用の客がどんどん入っていきます。20分くらい待って入るとシンプルな内装。裏からバルのカウンターに次から次へとタパスが運ばれてきます。

緑がアクセントで老舗によくあるようにワインの樽がずらり。地元の老若男女で賑わっています。

丸い窓が良い雰囲気を醸し出しています。

メニューにはシンプルなタパスが並びます。

全体的に良心的な値段。

人気だというカニサラダ(Ensaladilla de Congrejo)と塩茹で海老(Gambas saladas)を。

サンタの帽子をかぶっているように見えるバルセロネータ地区名物のボンバ(Bomba)。この地区のレストランやバルには必ずある品です。スペインの普通のコロッケはクリームコロッケ風ですが、ボンバは日本のポテトコロッケのようにポテトとひき肉が主流です。

普通のコロッケ(Croqueta)も頼みました。

老舗のバルあるあるなのですが、どれも特段美味しいわけでもなく、素朴な味です。カニサラダは日本のタマゴサンドのフィリングのようで卵の白身がほとんど。パンに挟みたくなりました。

お手頃価格とその昔ながらの雰囲気が人気の理由なのでしょう。夕食前に1~2品軽くつまみながら飲むのに良さそうです。味はともかくとして、バルセロナで数少ない100年以上続くお店なので今後も続いてほしいです。

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