中世の雰囲気漂うチャーミングなリンカーン
リンカーンシャーにあるリンカーンは、ロンドンから電車で二時間弱。
学生の時に一度訪れてすっかり気に入ってしまった町。パートナーが行ったことがなく、ずっと行ってみたかったとのことで今回のイギリス滞在で行ってみることにしました。私にとっては二度目の訪問です。
急勾配の坂を上っていくとそこは…
リンカーンの町は、丘の上と丘の下に分かれており、丘の下はショッピング街。以前夏に来た時よりずいぶん賑わっている気がしました。買い物客で賑わうHigh Streetという目抜き通りを丘に向かって上っていきます。
High Bridgeという橋にある1550年建造の建物。橋の上に建てられた建物としてはイギリス最古だそう。
反対側の橋の上から見ると白と黒の木組みが美しい建物。
High Streetをまっすぐ行くと通りがどんどん細くなってきて、Steep Hillと呼ばれる通りが現れました。2012年にイギリスの素晴らしい通りに選ばれたそう。
大聖堂の塔を背景にこじんまりした家々が並び、良い雰囲気です。素晴らしい通りに選ばれたのには納得。
坂はどんどん急になっていき、一番急なところは結構な勾配で上るもの一苦労。
息を切らしている人も多数。
坂にあるお店がどこもとっても小さくてキュート。
完成当時は世界一高かったリンカーン大聖堂
丘の上には11世紀後半に完成したというリンカーン大聖堂がそびえています。建てられた当時は、エジプトのピラミッドを追い越して世界で一番高い建物だったそう。
ファサードの彫刻が素晴らしいです。
中に足を踏み入れると意外とシンプル。拝観料がいるのでパスしました。
観光用の馬車もあるようで、ちょうど大聖堂の前を通りかかりました。
一通り観光をした後、大聖堂のライトアップを見に再び訪れてみるとキラキラ。
至近距離では見えませんでしたが塔は3つ。
マグナ・カルタの原本があるリンカーン城
大聖堂正面には、11世紀終わりにウィリアム1世によって建設されたリンカーン城があります。
リンカーン城はマグナカルタの原本があることで知られています。世界である原本は4つで、二つがロンドンの英国図書館、もう一つがソールズベリー大聖堂だそう。写真は厳禁なので撮ることができませんが、暗い部屋に展示されているマグナ・カルタは歴史を感じます。
18世紀の終わりには監獄が建てられ、監獄内を見学できます。
光が入り意外と明るい監獄。
最後に城壁をぐるりと一周すると、この大聖堂の眺め!間近でみると全体が見えないので、ここから見ると圧巻!
結構登ったり降りたりの城壁。
一部壁が崩れていて、「1,000歳になって年齢を感じるようになってきました」というユーモアたっぷりの看板。
城壁を突き抜けてみえるドラゴンが設置されていました。時折恐竜の雄たけびが聞こえる演出。
日没後はクリスマスのイルミネーションもまだ点灯されていてキレイでした。
2回目のリンカーン。前回より観光客が随分多く感じましたが、そのチャームは今でも健在でした。
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