みんな大好き クルミッ子
鎌倉紅谷が40年前から販売している焼き洋菓子「クルミッ子」。
濃厚なキャラメルソースに胡桃をふんだんに混ぜて、薄手のバター生地でサンドした銘菓です。
葦のレモンケーキといい、鎌倉の鳩サブレといい、鎌倉から湘南にかけてのエリアは、定番のお菓子が揃っていてうらやましい限り。
聞くところによると、この甘さと食感にメロメロにされたファンが多いらしく、販売開始即完売になってしまうほどの人気らしいのです。
なるほど、静岡県の地方都市にあるデパートにも、ごくたまに入荷する時があって、どこで聞きつけたのか、あっという間に完売しています。
このたび、初めて味変バージョンを発売したとのことで、さっそく取り寄せてみました。今回はあまりの人気ぶりになんと抽選販売なのでした。
たかがお菓子ごときと思うなかれ、されどお菓子なのです。
EUとアジアに展開するフランス菓子の銘店「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボで、フランボワーズが香るマカロンケーキ「イスパハン」からインスパイアされた限定商品とのこと。
丁寧につつんだラッピングを解いて
さぁて、一口いただきましょうか・・・
おほぉ~♪
ラズベリーの濃厚な香りが鼻腔に抜ける~
ほのかにバラのニュアンスも感じられて
これは「お口にするパフューム」です
とはいえ、クルミキャラメルも基本がしっかりしていますので、
ラズベリー香に負けることなく、華やかかつ優雅なハーモニーを奏でます。
これはコーヒーよりも紅茶が合うでしょう。
じゃ、続いて、通常バージョンを・・・
うんうん、これこれ、落ち着く、落ち着く
ほろ苦の中にハチミツのニュアンス香るこの味だわ
二つを食べ比べますと、
まるでパリと日本を瞬間的に行ったり来たりしてるみたいで
頭の中はちょっとした世界旅行気分が味わえます。
山と盛られたパクチー、濃く熱いカプチーノ、パティが真っ黒に焼けたハンバーガーとか、やはり、食べ物から得た香りや味の記憶というのは強いですね。
さて、パッケージに描かれた素朴なリスの絵
今回、彼は「パリの本店に修行の旅に出た」ストーリー仕立てになってまして
パリではマカロンの勉強に
鎌倉ではクルミッ子の研究に
それぞれ勤しむ健気な姿が描かれています。
こういうの、結構大事なんですよね。