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がくっとするかもしれないクリスマスソング

クリスマスソング…
いくつもありますね。

昨年は、高橋幸宏と鈴木慶一が紡いだ反戦歌「神を忘れて祝へよ X`mas time」を紹介しました。

この時期になりますと、わたしの頭の中のジュークボックスに眠る、数少ないライブラリからこの曲が流れるのです。

テクノ御三家のひとつ、オルタナティブ・バンドの雄、ヒカシューが放った「人間の顔」('88)に収録されたこの曲。

天国を覗きたい

ヒカシュー唯一のクリスマスソングとして異彩を放ってます。

この曲との出会いは2018年のクリスマスイブ前夜、代官山のライブハウスで開催された「ヒカシューの黄金のクリスマス」でした。

POLYSICS、ZOMBIE-CHANGとのジョイントイベントでした

あのDEVOをして「俺たちの後継者だ」と言わしめたPOLYSICSの爆音と、可愛いんだけど、エキセントリックな魅力が満載の元気娘ZOMBIE-CHANGの歌声が音楽キャリア40年の彼らに胸を借りつつも、堂々と渡り合います。

中盤、リーダーの巻上公一のMCで、

「ヒカシュー唯一のクリスマスソングをやります、
本当はハロウィンが似合うバントなんですけどね。
サンタ・クロースを歌詞の中で殺しちゃったのは僕らだけかもしれないなぁ。」

と苦笑いしながら紹介の後、POLYSICSのベース担当のフミとZOMBIE-CHANGがサンタ・マントを羽織って、振り付きでコーラスに加わります。
なるほど、POLYSICSはこういうお仕事もこなすのね。

クリスマスの裏通り
サンタ・クロースの変死体♬

コミカルだけどシニカルな歌詞を朗々と歌い上げる巻上公一を最前列で見上げながら
「なんじゃ、この歌詞は?」
ケムに巻かれて、新幹線の発車時間ギリギリまで粘って聴いていたのでした。

ライブのお土産はこのデザインそのまんまのワッペン

あれから、もう6年かぁ~
平成はおろか、世の中はコロナで色々なものを失ってしまったけど
私たちは新感覚を発見できたのでしょうか。

6年前の私が今をみたら…
がくっとするかもしれないけどね。

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