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商圏人口0人 あいあい岬のサウスポイント

早々に大掃除を終わらせて、年末はフリータイムを満喫するぞと意気込んでいたので、バイクの走り納めに恒例の伊豆半島一周左回りコースへ。

いつもなら、早朝に起きてさっさと出発するのだが、真冬は日の出が遅いのと寒いのとで、どうしても遅くなりがちになる。

この日は富士山女子駅伝の日でもあり、今頃、山麓を女子選手が駆け回ってるのではと、せめて富士山の眺めは、と松崎町あたりから確かめてみる。

先端付近は堂ヶ島
年始用ミカンを購入・運搬用にシートバッグを装着

あいにく、雲が湧いていて、ここからは確認できなかった。
年末年始は晴れる日が多いはずなのだが、女子駅伝の日はなぜか雲が湧いて、いまひとつテレビ映りが良くなかったりするので、気の毒に思う。

水平線の先は静岡、清水
眼下に広がる駿河湾は日本有数の深海

さて、ここは西伊豆。
そんなことを考えても仕方がない。
おまけに年末とあって、ただでさえ少ない交通量が、さらに少ない。
海沿いのワインディングを、誰にも追走せず、誰にもすれ違わない状況がしばし続く。

寒い時期のバイクツーリングは身体がヒジョーに冷える。
冷えれば当然トイレが近くなる。
場合よってはバイクで走ってるんだか、トイレを探して走り回ってるんだか、よくわからない状況になったりする。

コースのどのあたりに、具合の良いトイレがあるか知っているかどうかで、QOR(Quality of Riding)に大きく関わってくるため、侮れない問題なのだ。

特に、伊豆半島の南端にある南伊豆町エリアはトイレをせいせいと使える休憩地が少ない。
そんな数少ない休憩地のひとつが「あいあい岬」。

とにかく、季節風が強い場所なので、このあたりに人家は皆無。
言うなれば、商圏人口0人な立地なので、何か特別なコンテンツがないと大変だ。

誰もいませんぞ・・・
あまりの強風にヤシの木もひん曲がります
冬季はコモをかけて、養生中

ここは、シュノーケリングで有名なヒリゾ浜の真上に位置しており、夏のニーズンには、ヒラヒラと水面をただよう浮き輪や観光客を観ることができる。

ここから直に降りる道は無い

いつもなら、早朝に通りかかるので、売店はクローズしていたのだが、今日はオープンしている。

ん~、店の名は??

SOUTH POINT

知らなかった。いつもシャッターが閉まってる時間しか来てないからな。

昔はもっとひなびた売店だった

さて、久々の入店、どんなもんじゃろ?

お!
おお!
おおお~!
おほほほ~!

ア~メマ!

なんと、お土産品店というよりも、オーガニックでおしゃれなセレクトショップに変貌を遂げておった。

もちろん、伊豆のお土産品も置いてある

やや、これは私の大好物ではないかっ!

パンにつけると
これ、絶対ウマイやつ~♬
買います!

ん、カウンターが・・・

以前はスジャータの🍦くらいしかなかったのだが、飲食メニューが充実しておる。
お豆のトマトシチューに至っては名前さえ読めん。

ハンドメイドなスイーツはあるし

オプションのサンドイッチ類もハンドメイド風で

イートイン・スペースも完備。

なんなのだ、この全力投球ぶりは?

このスカーフ、寒さが緩み始めたらいいかもね

南伊豆の観光地で最大のマグネットたる石廊崎。
さらにその西奥に位置するあいあい岬は風光明媚であるものの、冬は海からの強風が吹きあげ、車の通行さえきびしい時がある。
おまけに、周辺人口は皆無。

しょっちゅう来れる距離ではないし、来たとしても開店前に通過することが多い。個人的に応援したいが、おのずと限度もある。
いろいろと思うところはあるが、どうやら遠方からの固定客もいるみたいだし、なんとか続けてほしい店だと思う。

https://minami-portal.jp/gourmet/100_southpoint.html

石廊崎を抜けて、裏道を使って下田の田牛(とうじ)へ。

このすぐ裏はハートの洞窟で知られる龍宮窟
何もないところがイイ

この日の走行距離は310km。
年の最後にドライブチェーンとクラッチワイヤーに給油。
ついでにフロントカウルのお面を外して、腐食部分にタッチアップを施して、乗り納めの儀は終了。

なにげに無事故・無転倒35年、立ちゴケも無し
なんと彼女は一度も寝コロがったことがないのだ

さて、お土産のナッツ蜂蜜漬け。
ナッツと蜂蜜の相乗効果で風味が濃く、味がのびるので、少量でも十分に楽しめる。
朝から多めのカフェオレで流し込んで、エナジーチャージを。



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