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その言い方で大丈夫?相手のやる気を削ぐ「NGフレーズ」
こんにちは。株式会社タイシン工業、合同会社T.S.Tの代表をしている櫻田です。
「相手のやる気を引き出し、成長をサポートしたい」と思うのは、教育を担う人として大切な姿勢です。
でも、何気なく使った言葉が、実は逆効果になっているかもしれません。日常の何気ない一言が相手のモチベーションを下げ、時には自信まで失わせてしまうことも。
今回は、相手に誤解されやすい“NGフレーズ”と、改善のための代替表現を解説します。言葉選びを少し変えるだけで、相手のやる気をグッと引き出すことができます。
もちろん状況や相手との関係によって言い回しは変わりますが、基本として覚えていて損はありません。お子様の教育や部下の教育をする立場の方は特にご覧になっていただきたいです。
よろしければ私のYouTubeチャンネルも是非ご注目ください。
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1. 「それ、常識でしょ?」
「それぐらい当然わかるだろう」と思ってしまう場面でも、相手にとってはその「常識」が初めてのことかもしれません。
特に、経験の浅い若手や子供には、まだ身についていない知識や考え方も多いです。
このフレーズを耳にした相手は、「自分は常識がない人間と思われているのか」と感じてしまい、萎縮したり、自信を失ってしまうこともあります。
代わりのフレーズ
「次からはこうするともっと良くなるよ」と、改善のポイントを具体的に伝えましょう。
たとえば「この手順で進めると効率が上がるよ」とか、「この順番にすると分かりやすくなるよ」といったアドバイスは、相手が自信を持って次のステップに進む助けになります。
言葉をかけるときは、「これを覚えておけば、次にきっと役に立つ」という気持ちで伝えると、相手も前向きに受け取りやすくなります
2. 「なんでこんな簡単なことができないの?」
部下や子供がミスをしたとき、思わず口にしてしまうこの一言。
でも、言われた側にとっては「自分にはこんな簡単なこともできないのか」と思い、自己否定感が生まれてしまいます。
教える側には「簡単」と思えることでも、相手にとっては新しいチャレンジだったり、思った以上に難しいと感じる内容かもしれません。
この言葉を繰り返し耳にすると、相手は「自分はダメな人間だ」と感じてしまい、積極性がどんどん失われてしまいます
代わりのフレーズ
「どの部分が一番難しかった?」と、具体的な苦労を尋ねると、相手は「ここがうまくいかなかった」と素直に話しやすくなります。
ここで相手の悩みをしっかり聞くことで、何がつまづきの原因だったのかが明らかになり、次のサポートもしやすくなります。
また、「一緒に考えてみよう」という姿勢を見せることで、「自分も成長できるかも」という前向きな気持ちを育てやすくなります
3. 「それは前にも言ったよね?」
「あれだけ説明したのに」という気持ちから出てしまいがちなこの一言。
しかし、相手は「理解力がない」と見なされていると感じ、自信を失いやすくなります。
特に、何度も指導が続くような場面でこの言葉が出ると、「これ以上は聞きづらいな」「自分でなんとかしなきゃ」と感じ、質問や確認をためらうようになることも。
そうなると、教えた内容をしっかり理解しないまま進めることになり、かえってミスが増える原因にもなります
代わりのフレーズ
「どの部分がわかりにくかったかな?一緒に確認しようか」と誘導することで、相手が再度質問しやすい雰囲気を作れます。
理解できていなかった部分を確認し、理解度に応じてもう一度サポートすると、相手も安心して再挑戦しやすくなります。
「ちょっとつまずいても、ちゃんとフォローしてくれる」と思ってもらえれば、次回以降も前向きに質問をしてもらいやすくなります
4. 「そんな考え方じゃ甘い」
相手が一生懸命考えた提案や意見に対して「甘い」と否定するのは、相手のモチベーションを下げる原因になりがちです。
相手は「どうせ自分の意見は通らない」と思ってしまい、次第に積極的な発言やアイデア出しを避けるようになってしまいます。
せっかくのやる気が失われ、「どうせ何を言っても否定される」と受け取られてしまうことにもつながります
代わりのフレーズ
「この部分をもう少し詰めたらさらに良くなるね!」と、改善すべき点を具体的に示すことで、相手もポジティブに取り組みやすくなります。
「方向性はいいね。この部分を加えるともっと完成度が高くなると思うよ」と添えると、相手もアイデアをブラッシュアップしていこうと意欲が湧いてきます。
肯定的なフィードバックを加えることで、「自分の考えも尊重してもらえた」と感じ、次に向けたやる気も高まります
5. 「もう少し考えてから聞いて」
「自分で考えることも大事」という意図でかけた言葉でも、相手には「質問するのがダメなんだ」と受け取られることが多いです。
特に経験が浅い部下や子供には、「これ以上質問したら迷惑かな」と感じ、不安を抱く原因になります。
次第に「自分でなんとかするしかない」と思い詰めることが増え、質問しづらい環境を生んでしまうこともあります
代わりのフレーズ
「どこまで考えたか教えて」と切り出すことで、相手も気兼ねなく答えやすくなります。
考えた部分を共有してもらうことで、「考えを引き出しつつサポートする姿勢」が伝わり、質問しやすい環境が作れます。
「ここまで考えたんですね!じゃあ、ここを一緒に考えてみようか」と、引き出した内容に応じてフォローを入れると、信頼関係が深まり、次のステップも前向きに進められます
教える立場として、相手のやる気を引き出す言葉遣いを意識しよう!
日常的に使ってしまいがちなフレーズでも、受け取る相手にとっては大きな影響を与えることがあります。
少し言い方を工夫するだけで、「自分の意見や挑戦を大切にしてもらえている」と感じ、意欲的に取り組めるようになるのです。
今回の改善フレーズを参考に、意識してみるだけで相手のやる気を引き出し、信頼関係を築くきっかけになります
普段のコミュニケーションを見直し、相手がイキイキと挑戦し続けられる環境を整えましょう。教育や指導を担う立場として、相手のやる気を引き出し、成長を共に目指していくことができるはずです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
櫻田 泰
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