10月27日の週(〜2日)のコメント大賞

 気のせいか今週は骨のある配信が多かったような気がする。というか気を入れて聴いてなかったのか?それでもコメント大賞の選考委員としては内容をきちんと理解した上でコメントを評価しなければならない!と柄にもなく真面目に聴き直していたら、ある配信回を聴いている途中、知恵熱を出してしまい寝込んでしまった。丸一日がたち、一時的に布団から這い出しコメント大賞をお届けすることにする。(半分以上はその間に書いてはいたが)
 なお、何もできないこの機会を逃してなるものか、とばかり最近スタートしたstand fmの「英語史つぶやきチャンネル(heltalk)」(heldioの初回からの焼き直し)を聴き続け、「あの頃は分かりやすくて良かった〜」と昭和を懐かしむジジイと化していた。

 まずは「日本史にうまく関連づけたで賞」。#1247「言語は数えられない…」におけるちゃぶ台さんが「言語は軍隊を持つ方言である。」との名言に反応。「そもそも日本語は明治政府が列強の植民地化を防ぐために軍隊を組織し、その指揮命令に必要な共通語として整備された…」とコメント。英語初級者の私にとっては、その他の分野との関連付けの話題が大好物。特に歴史と英語史の相性は抜群!(当たり前と言えば当たり前だが)
 浅い、かつ信憑性の疑わしい私の知識を披露すれば、「打ち方やめ」の「打ち方」は軍の主流だった薩摩弁からきたとか。でも陸軍を主導したのは長州だからおかしい?でも初期は西郷さんが陸軍大将だからおかしくないか?などと薄い知識自慢をして終わりたい。ちなみに宴会の「飲み方」も同類と聞いているがどうだろう?というように、英語史を勉強し始めたらうんちく語りがやけに慎重になる😭

 次に、これは今週の最優秀賞と言っていい。#1249「古英語で了解!…古英語LINEスタンプの…」におけるJackさんのコメントが「よくぞやったで賞」を受賞。「英国人に『了解』のスタンプを送ったけど、期待した反応なし😭」って。このスタンプをネイティブに?「よくぞやった!」というべきか、それとも「よーやるわ〜🤣」というべきか🤭ともかく、heldio並びに英語史を普及させようとするその意気込みを。

 最後は#1251「川上さんの『英語のなぜ5分版』やってます通信…」でコメント大賞の発起人である川上さんが「なんとま〜頑固なんで賞」を受賞した。そのコメントとは、「『be動詞は大スベリしているわけですが、なぜなんでしょうか?遠慮なくご意見をお寄せくださいませ。」である。これは「やってます通信」全般、今回で言えば冒頭の「正直に告白すると私の創作によるものです。」というところにも見えるが、作問から生徒の回答、感想までを徹底して透明化している。今回のbe動詞に対する生徒の反応しかり。自分が期待していたこと、それがまんまと外れたことをそのまま提示して、どこに原因があるのか周囲に意見を求めている。
 私たちは結果を他人に見せるとき、「この部分は意味ないだろう」とか「これはちょっとズレた反応だな」などと、自分の主観を入れて提示を怠ったり、筆を舐めたりしがちである。川上氏はそうした誘惑を断固として拒否する。その学問に対する頑固な姿勢が評価されたのだろう。などと、少々褒めすぎではないか?選考委員、熱でもあったのだろう。



いいなと思ったら応援しよう!