消滅世界
最近、村田沙耶香さんの『消滅世界』を読了しました
本当に100年後にはこんな世界になってるかもしれないなぁと思いました
2023年現在、結婚しない人が増えているという状況は前時代では考えられない事できっと異常なことでしょう
でもきっとその選択を選ぶ人はどんどん増えていく気がします
正常から異常へ
でも増えた人達の選択に社会のシステムが適応していくでしょう
今度はシステムに人々が適応していくでしょう
異常から正常へ
いつだって正常も異常もオセロのようで変わりゆくものなのでしょうね
そんな正常さは自身の正常性を保証してくれません
正しさなんてどこにもないですね、かろうじてその時の法律に触れるか触れないかが人に課せられた正しくないの境目なのでしょう
人は環境にだって、病原体にだって
時間をかけて適応していきます
変化して変化して変化して
時間をかけてゆっくり変化して進化と呼ばれ
留まれない運命なのでしょうか
それが生命体なのでしょうか
これから人がどんな形になっていき
どんな社会をつくり
どんな楽園を目指すのか
そして、どんな怪物になっていくのか
地球というものが崩壊したとき、やっと人類はエラーを得るのかもしれませんね
私は正常に発狂して、過ごしております
私の楽園はいまのところ安らかに眠れるところです
眠れているので、楽園にいます
皆様は正常に発狂されておられますでしょうか?
よければ手に取って読んでみてくださいね
感想とも言えぬ、感想でしたが、読んでいただきありがとうございました