社会人2年目で未経験からコピーライターになるまで〜最終章〜
□決断
コピーライターになりたいなという気持ちはふつふつと湧くものの、いまの仕事で何かやり遂げたこともないし、辞めるという決断になかな踏み込めず。
あっという間に6月になり、いつものように会社の人たちと雑談している時。
「お前これからどーすんの。」
「とりあえず3年は働こうかなーと。」
「お前いつまで若いつもりでいる気だ。やりたいことがあるなら、さっさと辞めろ。」
この一言で、遂に転職を決意します。
□転職の準備
転職すると決めてからすぐに、ポートフォリオの作成を始めました。と言っても、前職でコピーの仕事はなかったので、基本的に課題や公募で書いたコピー。
この時に気をつけた点は、「私、いいコピー書けます!」ではなく、「こんな風に物事が考えられます。」ということが伝わるポートフォリオにすること。
未経験なので背伸びするのではなく、ありのままの自分を出すことが大事かなと。
でもだから何もできませんということではなく、こういうロジックで考えられますという姿勢は見せないといけないなと思いました。
なので、コピーを載せるのはもちろん、どう考えたかがわかる企画モノもポートフォリオに載せました。
見せ方はコピーは、1枚につき1コピーで、企画も1枚で完結できるようにコマを調整して載せました。(機会があったらnoteに載せます)
ポートフォリオは最終的に、全部で20ページくらいを(そんなに載せれるものもなかったので)20枚入りのクリアファイルに入れました。空いてるファイルがあると、見栄えが悪いので。
□PARKとの出会い
あれから更に月日が経ち、8月下旬。
辞めてから転職活動するのは、小心者の私には合わないので、在籍中に転職活動をすることに。エージェントには行かず、SNSとネットを駆使して転職先を探す日々。
予想通り、コピーライターを未経験で募集している会社ってなかなかない。数社あって色々調べてみても、なんか違うなぁという感じ。
「とりあえずコピーライターになれればいいや!」という気持ちではなく、「しっかりここで、この人たちと働きたいと思える会社」を探していました。
そんな時にTwitterで、こんなツイートを発見。
新卒ってことは、未経験でもいいってことじゃない?と思い、PARKについて色々調べてみる。
パッケージが好きで買った商品のデザインをしている会社だったり、会社のフィロソフィーに共感したので、詳細が知りたくてとりあえずDMを送りました。
そして次の日、更にこの投稿が。
noteのこの部分を読んで、
一緒に働くことになる、未来のコピーライターにこれだけは約束できる。人生を、飽きさせない。と。
この人と、この会社で働きたいなと思い、履歴書と指定されていた課題、そして指定されていなかったけどポートフォリオを送りました。
1週間後に連絡が来て、一度お話ししましょうという返事をいただきました。
□運命の日
その更に1週間後の9月の上旬に、ドッキドキで東京へ。会社に着いて、現在の上司である田村さんとまず面接をしました。
まずPARKではどういう仕事をしているのか、どういう流れで仕事が進むかなどを一通り聞きました。
その時に「なんで転職しようと思ったの?」と聞かれた私は、変にここでカッコつけてもいいことないし、落ちたら2度と会わないし、この際もう本音で話しちゃえ!!!と思い切って、
「コピーライターになるまで死ねないなと思って。」
と、当時働きながらよく考えていたことをそのまま伝えました。その言葉を口にしながら、面接中にも関わらず、色々思い出して半泣きになる私。
(バレてないと思ってたけど、入社してから「普通に気づくよあれは。」って言わた…。)
そんな暑苦しいくらいの想いも、田村さんは受け取ってくれて面接の最後に、「一次面接は合格です。」とその場で伝えてくれました。
PARKの代表である三好さん、佐々木さんも含めた3人と次回、最終面接をすることになりPARKを後にします。
コピーライターになれるかも…!と、ドキドキしながら帰り道タピオカを買っていたら、知らない番号から電話が。電話の相手は田村さんで、
「何回も東京に来てもらうの大変だから、もし海本さんがよかったら、今日最終面接できるけどどうする?」
なんて優しい会社なんですか!!!!!と感激。すぐに行きますと伝えて、秒で飲んだタピオカは味がしなかったのをいまでも覚えています。
そして再びPARKへ。三好さん佐々木さん、そして田村さんと最終面接。緊張したけど、「コピーライターになりたい気持ちは誰にも負けません。」という意思はしっかり伝えました。
でも、未経験だし、正直全然自信なくて。当時、友達に送ったLINEでも、
この通り。
しかし、この30分後に合格です。と、メールが届く。
未経験ではありますが、それを上回る情熱と、弊社をさらに成長させてくれそうな可能性を感じました。
東京駅のお土産売り場でメールを見て、じっとしていられなくてうろうろ。でもたぶん、顔はめちゃくちゃ笑顔だった。
とりあえず母に電話して、「受かった…」と話していたら、なんだか実感が湧いて来てその場で号泣。
「あんたドラマか!」と冷静に突っ込まれたものの、コピーライターになりたい想いを知っていた母も喜んでくれました。
これで、私の転職活動の幕を閉じました。
□最後に
“とりあえず3年”の呪縛にめちゃくちゃ縛られていて、「1〜2年で会社やめるなんてゆとりって思われてウケが悪そう」とか考えちゃって。
でも、「お前いつまで若い気でいるつもりだ。」の一言が、心にグサグサと突き刺さりました。
20代の3年間っていう貴重な時間、辞めるつもりの会社に費やしていいのか。それを考えたら、即行動するしかありませんでした。
そんな時、PARKを見つけます。
ここで働きたい!と思った会社に、一緒に働こうと言ってもらえて、本当に運がいいなと思います。
実は一度、6月にもPARKのコピーライターの求人を見かけて、会社を調べてました。
でもその時は中途の募集だったので、「即戦力を求めているところに、力のない私が受けてもいい結果にならない。」と応募しませんでした。
入社してからその話もしたのですが「確かにその時応募してたら、たぶん採用してなかった。」と言われ、人生って全てタイミングなんだなと。
今までは、私のコピーライターになるまでの流れを綴って来ましたが、今後はPARKで働いて感じたことや、学んだこと。
そしてコピーライターとして、情報集の方法や、気をつけていることなど書ける範囲でnoteを更新していこうと思っています。
まだまだ駆け出しの新米コピーライターですが、これからもよろしくお願いします。
たんしお