【中医学】季節の変わり目に起こる だるさ
この時期によく起こる症状として、
・だるい
・胸やけ
・逆流性食道炎
そんな時にどうしたらいいのか?
多くの人は
「食べたら元気になるから!」
「頑張って食べ!」
とアドバイスしてくれます。
しかし、この答えは、半分正解で、半分間違え。
戦後の食糧難の時代、栄養不足から病気になっていた時代には、正解の回答です。
しかし、現代は、スーパーや美味しいご飯が安価で食べられる飽食時代であり、夏でも汗をかくことなく、異常にクーラーが寒いお店がある環境。
近所の焼肉バイキング店は、平日の夜9時に10人待ちの列ができていました。
こんな夜遅くに脂っこいものを食べて消化できるのだろうか?
そして、熱中症を恐れるあまり過剰に水分をとり、クーラーはどこにでも完備されていて、汗をかけない環境。
知らず、知らずに病気を作っているのです。
1)病名は違うけど原因は同じ
・だるい
・胸やけ
・逆流性食道炎
これらは、病名や症状名は違いますが、同じ原因の病気です。
結論
胃が弱って起こる病気
じゃあ、胃薬を飲んだらいいですか?
胃薬は、胃の動きを止めて、痛みを出さないようにしているだけで、治療ではありません。
魔法の薬はないのです。
2)例えばブラック企業の経営者
あなたがブラック企業の経営者としましょう。
社員を、24時間、365日劣悪な工場で働かせている。
今まで、堅実に誠実に働いてくれていた社員達が不満を募らせ、暴動を起こしそう。
そんな時、経営者のあなたはどうするでしょうか?
上っ面の感謝の言葉を社員に捧げる?
社員達は、暴動を起こすでしょう。
一番良いのは、休ませてあげること
体の中も同じです。
胃は、24時間365日あなたのために働いています。
食べ物から「元気の気と血」を作る。
・夜の遅い食事
・脂っこい食事
・冷たいビール
が次々に胃袋に入ってくる。
3)どんな病気が起こるでしょうか
問題:胃がストライキを起こして、「元気の気と血」を作らなくなったら出てくる病気はなんでしょうか?
回答:だるい、胸焼け、逆流性食道炎、
他にも貧血、不眠など
五臓六腑という言葉があります。
五臓とは、肝・心・脾(胃)・肺・腎
健康を維持するには、五臓が連携して働いていれば大丈夫。
逆に五臓が病気になるとさまざまな病気が現れます。
さらに、五臓の中で最も重要なのは、脾(胃)。
脾(胃)は、二人三脚で成果を出すチームプレイヤーなのです。
多くの病気は、脾(胃)の不調から現れます。
つまり、脾(胃)を適切なケアしていれば、病気は防げるということ。
中医学は、親から子供に伝えられた口伝の医学。
子供達は、一人暮らしをして、困った時に初めて、親が言っていたことを思い返します。
親としてできることは、自分の生き様を見せることだけです。