【中医学】40代 トイレに目が覚める
体質改善カウンセリングをしていると、「夜中にトイレで目が覚める」という相談を受けます。
これは、80歳くらいの高齢者の方から相談されることが多い症状。
原因は、膀胱が固くなって尿を溜められない
対策は、昼間の運動量を増やす
なぜ、40代という若さで夜中にトイレで目が覚めてしまうのか、解説していきましょう。
1)膀胱が固くなっている
膀胱が固くなると、外出先でもすぐにトイレを探すことがあります。これでは、外出していても落ち着かないですね。
日本は、トイレが比較的キレイです。
しかし、海外に行くとトイレもなかなか見つけられないし、キレイでないこともあります。
ではどうしたら良いでしょうか?
膀胱が固くなる理由は、膀胱周りのむくみが、膀胱を圧迫しているから。
むくみとは体の中の水たまりで、西洋医学で皮下脂肪です。
骨盤は赤ちゃんを育てられるように大きな器の形をしています。
そのため、女性は、骨盤の中にむくみを溜めやすいです。
また、骨盤の中のむくみ(水たまり)は、年齢とともに粘りを持ち、冷えて固くなり、膀胱を圧迫します。
圧迫された膀胱は、少ししか尿を溜めることができず、頻尿となったり、夜中にトイレで目が覚めたりします。
2)なぜ骨盤にむくみが溜まりやすいのか
理由は、デスクワークの多さ。
近年、在宅ワーク、デスクワークの働き方が増えています。
会社に通っている間は、短いけれど毎日歩いている時間がありましたが、在宅ワークになると1日の歩数が30%減少すると言われています。
そのため、下半身にむくみが多い人が増えています。
上半身は、痩せているけれど、下半身が太い、土偶体型です。
若い頃は、エネルギーが多いため、体の中の水分を上にあげることができます。
ニキビが顔にできるのも、エネルギーが多いからです。
40代になると、エネルギーが少なくなり、水分を上にあげられなくなるので、臍から下にむくみ(水たまり)ができやすくなります。
そのため、骨盤の中に水が溜まりやすくなります。
症状として、不規則な月経、腰が重だるいなどが出やすくなります。
3)じゃあ、どうしたらいいのか?
目的は、膀胱を圧迫するむくみを溶かすこと
手段は、何でも良いです。
・湯船で温めながら、お腹をマッサージして下腹部の固くなったむくみを柔らかく溶かす。
・サウナやよもぎ蒸しで下腹部の固くなったむくみを柔らかく溶かす。
・下半身を使う運動、ヨガ、ストレッチ、ウォーキングなどで下腹部の固くなったむくみを溶かす。
体の中で起こることをイメージできれば、どのような対策を立てれば良いかわかります。
病気は結果、必ず原因があります。
魔法の薬はありません。
健康山頂上への「どこでもドア」もありません。