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【中医学】間違えた漢方薬を飲むと症状が悪化する

【相談】
生理痛がひどいので、病院で漢方薬をもらって飲んでいます。
でも、胸が張って、吐き気もします。

【結論】
間違えた漢方薬を飲むことで、症状が悪化することがあります。
漢方薬を見せてもらうと血を作る漢方薬を処方してもらっていました。
舌診断、脈診断の結果、彼女は血が多すぎて停滞しているために起こる生理痛。


1)病院で処方してもらっているのに

実は、『病院で漢方薬を処方してもらったら安心』ではありません。

薬学部では、漢方薬の講義時間数は、全時間数の約5%ほどです。
しかも、この病気には、この漢方薬という対症療法の暗記講義です。

なので、実際の臨床現場では何の役にも立たないのが実情です。

「薬剤師は、薬の専門家なのだから、漢方も詳しいはず」と患者さんから思われるのですが、実際は社会に出てから自費で勉強しに行きます。

2)漢方薬を勉強して

薬局でどんどん薬が増える患者さんを目の前にして、薬を説明することに不安と疑問を感じ始めました。

なぜ、高血圧の薬の次に糖尿病の薬とコレステロールの薬が増えるのか?
なぜ、低容量ピルを服用している患者さんは、次々にメンタル系の病気になるのか?

現場では誰も教えてくれません。
薬局や病院関係者は、西洋医学しか勉強していないからなのか?

漢方薬を教えている学校なら、この謎がわかるのか?

3)学校の多くが対処療法を教えている

自分の時間とお金を投資するのだから、必ず技術を取得して仕事にして投資資金を回収するというのが、スタンスです。

なので、学校は厳選します。

いろいろ漢方薬・東洋医学を教える学校を探しましたが、ほとんどが対症療法を暗記させるだけ。

私が教えて欲しいのは、病気の原因を教えて欲しかったのです。
体の中で何が起きているのか?
人はなぜ病気になるのか?
薬は、何をしてくれているのか?
病気にならないために何をしたらいいのか?

原因療法を知りたかったのです。
そして、10年かけてたどり着いたのが今中健二先生の中国医学協会。

最近のyoutubeは、中医学卒業生や医療従事者、鍼灸整体師向けになっているので、かなり難しくなっています。

4)四診がないと処方してはいけない

四診は、経験を積めば誰でもできます。
望診、問診、聞診、切診は、江戸時代の医者はできました。
戦後のビデオに、医者が脈診断をしている記録があったので、昭和に入っても町医者はしていたそうです。

私の子供の頃も、喉を見たり、お腹を触ったりするぐらいは、小児科の医師はやっていました。

今の小児科は、ほとんど患者に触れることはありません。
聴診器を当てるくらいです。

北京から日本に来た友人が
「風邪ひいて医者に行ったけど、全く触らずに薬を処方してくれたんだけど、本当にわかっているのだろうか?北京では考えられない」
と話してくれました。

漢方薬は、副作用が少ないとか安全などのイメージがあるけれど、間違いです。
間違えた漢方薬を知らずに飲んでいると副作用があるので、必ず四診をしてくれる病院で処方してもらってください。




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カワモト中医学薬剤師 【イマナカ健二中国医学協会】現役薬膳講師が教える中医学
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