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【詩】スタート

新しいことを
はじめるときは
すこし緊張する

学生のころに徒競走で
位置について、よーい…

その後の
スタートの合図が出るまでの
ほんの短い時間のあいだに

周りの音がきこえなくなってさ
自分の心臓の音だけがひびいて
指先が震えたりしたり

あの雰囲気の独特な緊張感に
どことなく似ていて

もし失敗したらどうしよう
もし転んだらどうしようとか

そんな風に考える前に
チャレンジしてみよう

失敗したら
どうして失敗したか考えればいいし
転んだら
また立ち上がればいいだけのことだから

スタートする前に
出来ないって
言っちゃダメだよ?


【交換詩集】

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