【詩】神秘のベール
この世に
生をさずかったとき
みんな神秘のベールに包まれている
この世から旅立つとき
そのベールは
次の誰かに渡されるのだ
この世から旅立つひとをみるたび
とてもあっけのないものだと
感じるけれど
そうね、でも
この世界に
意味をもたらすことも
あるとおもうの
あの頃のあなたは
かなしくて、くやしくて
後悔ばかりだった
そうね、だから
自分のいのちは
無意味ではないと
誰かに言って欲しくて
たまらなかったよね
始まりっていうのは いつも
神秘的な何かを隠し持っていたけれど
終わりっていうのは いつだって
とてもあっけのないものだった
15歳だった、あなたへ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?