見出し画像

【詩】夜と煙草とあなた

覚えたての煙草が上手に吸えずに
煙だけが宙に線を描いて舞っていた

こんな時だから
あなたが必要なのに
こんな夜だからこそ
あなたに居て欲しいのに

真っ暗で
それでいて出口のない空間に
わたしの心を置き去りにしてしまった

覚えたての煙草は上手に吸えずに
煙だけが宙に線を描いて消えていった

こんな夜は
上手に眠れたらいいのに
こんな夜だからこそ
上手に感情を言葉で言い表せたら それだけでいいのに


20歳の躓き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?