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【詩集】月のぬくもり、星のなみだ。

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10代~20代に描いた詩
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2024年3月の記事一覧

【詩】心の言葉

【詩】心の言葉

もうひとりの自分が
静かに心を揺さぶった

何が起こっているのかさえ 気付かないで
心が壊れる一歩手前でいつも気づくんだ

どこへ向かえばいい
誰かあたしを導いて
安心して眠れる夜があるのなら
そこに連れて行ってください

一歩踏み外したら
同じ場所には戻れない気がしていた

もう何も言わなくていい
もう何も聞きたくないから

誰かが望む言葉を言ってくれることを
期待していたけれど
誰も言ってはく

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【詩】ゆこう、歩きだすんだ

【詩】ゆこう、歩きだすんだ

歩きだしてはすぐに立ち止まり
前へ進む筈が足取りは後ろへと

ここで手にしたものは
優しさとか温もりなどそういう温かなものではなく
孤独と弱さだった

息が詰まる程に
自分を傷つけても
涙が止まらなくても
それでも自分だけは見失わないようにと

きっと踏み出した
先の向こう側には
これまでに目を背けてきたものが沢山あるのだろう
そして追い求めていた答えが沢山あるのだろう

だから ゆこう、歩き出す

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【詩】ない

【詩】ない

未練、
忘れられない

思い出
捨てられない

離れたくない
そんなこと言えない

これ以上
あなたを困らせたくない

だから、もう何も言わない

15歳の居場所